帰る時間を気にしつつ、もう1湯を欲張ってやって来たのは、はげの湯温泉のくぬぎ湯。

 せっかくの九州ですし、欲張りますよね。この欲張りのせいで、博多駅周辺の夕方の大渋滞と重なり、レンタカー返却時間がけっこうギリギリになりました。

 近くにある豊礼の湯は大浴場だけですが、行ったことがあるので、初めてのくぬぎの湯へ。
 激しく猛烈な雨と強烈な硫黄の香り。このまま袋詰めにしてテイクアウトしたいくらいええ香り。
 イートイン?入浴します。


 ここは貸し切り風呂だけの施設です。受付でお部屋を選びます。5種のお部屋があります。

施設名はげの湯温泉 くぬぎ湯
所在地〒869-2504
熊本県 阿蘇郡小国町西里 2978 はげの湯温泉
電話番号0967-46-3222
営業時間24時間(コインタイマー式)
定休日
第2、第4木曜日

 
施設家族風呂 16棟
 (内湯6棟、半露天10棟)
宿泊棟 2棟 (素泊まり)

 
料金【家族風呂】 
50分 1000円 と 60分1500~3000円のお風呂が16棟
※三連休、GW、お盆、年末年始等は特別料金となる場合がございます。(通常料金+500円)

【宿泊料金 】(一棟2名様料金・消費税・入湯税込み)
平日1棟 14000~16000円 ・ 休前日 16000~18000円
(3名様から1人4000円、小学生以


 「安いお部屋が空いてますように」と心の中で祈りますが、恥ずかしいから声には出しません(笑)


 いちばん安い50分1000円のお部屋が空いてました。ラッキーです。開運の湯効果が継続中。ありがとうございます。





 1000円を支払うと、500円玉を2つとカギを貸していただきました。なぜ500円玉??


 通路の両側に平屋の温泉長屋が並んでいます。
 各お部屋には脱衣室と浴室のみでトイレはないので、受付付近にあるトイレで済ませておきます。


 普通にキレイなトイレ。


 右手が男子の小専用という造りなので、ウンコをしたらウンコだとバレる造りです(笑)
 小学生男子は苦手なパターン?


 水道ではなく、おそらく湧き水で手を洗うのが良いですね。


 受付のある場所より下にも浴室があるみたいですが、私が選んだお部屋は受付からすぐ近くでした。


 お部屋の名前は「ほととぎす」です。


 受付横にある温泉分析書を見てびっくりしました。
 無色透明無味無臭!じゃあ、なんで、こんなに硫黄の香りが充満しているのでしょうか?


 別源泉があるのでしょうか?硫黄の香りに包まれたいですけど、果たしてどう?




 適温で湧いているんですね。


 帰り際、ここへどうしても来たかったのは、コインタイマー式温泉だからです。


 下の写真の機械が硬貨のみで、1000円札が使えないから、受付で500円玉2枚をくれたんですね。
 受付で「先に浴槽の底の栓を忘れずにしてくださいね」と言われたので、先に栓をしてからお金を入れることにします。
 これ、忘れたらえらいことですよね。


 木の板張りの壁が清潔感があり、泊まりたいくらいに快適な脱衣室です。洗面台もキレイです。安く泊めてくれへんやろか。


 いちばん安いお風呂ですが、じゅうぶんすぎる広さ、クオリティです。


 ここで温泉巡りの締めくくりとするので、髪を洗います。


 業務用っぽいですが、こういうタイプのリンスインシャンプーやボディーソープは珍しいですね。私は初めて見ました。
 補充がしやすそうですね。


 コインタイマー式温泉が嬉しくて嬉しくて、動画を撮影しました。
 ものすごく勢いがあるので、みるみるうちにお湯が貯まりました。
 ある程度貯まると、お湯の勢いが減りますが、それでも35分間は出続けるので、源泉かけ流しがしっかり楽しめます。贅沢ですよねー。
 下の写真が勢い全開の様子。


 下の写真が、ある程度貯まってからのほどよいかけ流しの様子。これでもしっかり投入されているのが嬉しいです。


 しっかりとオーバーフローしていて、鮮度抜群です。


 源泉かけ流しというのはもちろんですが、お客さんが入れ替わるたびに、新しいお湯を入れていただけるという、源泉都度入れ替えかけ流しとでもいうやり方が、コインタイマー式温泉の特徴ですね。めちゃくちゃ楽しかったです。


 湯口で45度のお湯が勢い全開で貯まるので、けっこう熱めです。
 確認しましたが、無色透明無味無臭で、ツルツル感も少しあるかなあというくらいのお湯なので、個性的ではありませんでしたが、鮮度は負けないと思いました。
 注がれるお湯は45度くらい。


 しっかり温まって大満足しました。
 ここに来たもう一つの目的は、蒸し釜です。


 下の写真で横になっている青いレバーが蒸し釜の蒸気のスイッチです。


 受付でタマゴを購入しました。



 残念ながらさつまいもはありませんでした。長湯温泉近くのスーパーで買えば良かったです。黒川温泉からここまでの間にスーパーがあれば寄りたかつたですが、スーパーどころか、お店がほとんどありませんでした。
 なので、タマゴのみ。


 上の写真のようにカゴの中にセットし、下の写真のように、レバーをタテにすると、ものすごく勢いよく硫黄の香りのする蒸気が出ました。
 くぬぎ湯全体に漂っているのは蒸し釜からの硫黄の香りだったんですね。


 7分で完成とのことでしたが、硫黄の香りで燻したいので、ちょっと長めに蒸しました。


 ほんのり硫黄の香りが付いていて、めちゃくちゃ美味しかったです。


 温泉の分析書に書いてある無色透明無味無臭は、コインタイマー式温泉の源泉のことで、硫黄の香りが漂っているのは、この蒸し釜があるからなんですね。

 硫黄の香りがしっかりついた固茹で(蒸し?)たまごは、帰りの新幹線の中でいただきましたが、めちゃくちゃ美味しかったです。

 そして、このくぬぎ湯には、なんと、専用の源泉風呂と専用の蒸し釜があるお部屋があり、素泊まりできるらしいです。
 温泉風呂付き客室はあちこちにありますが、専用蒸し釜がある客室は、おそらくここだけでしょうか。めちゃくちゃ珍しいですね。
 ぜひとも宿泊してみたいと思います。

 九州温泉巡り旅、読んでいただき、ありがとうございます。

 黒川温泉の湯巡り手形の有効期間中にまた九州へ行きたいと思っています。