旅するだけで楽しいので、あんまり計画を立てずに、適当にその場その場で考えるのが、私の旅のスタイルですが、十津川村で夕方にお腹が空いた場合、適当に考えてもどうにもならないということを知りました。

 道の駅十津川郷で、そば処行仙さんが3時閉店だったことを知り、愕然としていたら、足湯の隣のこんにゃく屋のおじさんが、「今の時間なら、ここからクルマで7.8分のピットか、20分くらいの川津の丸新食堂か、くらいしかないなあ」と親切に教えてくださいました。ありがとうございます。
 川津が帰り道ですが、かなり空腹なので近いことに惹かれ、ピットへ。


 ウッディな外観。ログハウスみたいな素敵なカフェです。そういえば、ここの前は幾度となく通過していて何気なく見てました。


 この山奥の村で夕食時間帯にも開いているのが頼もしいです。奇跡的に感じます。


 カフェらしく、洋食メニューが並んでいます。


 店内も木をたっぷり使った造りで素敵です。今回の旅は、木に縁がありました。ありがとうございます。
 お値段的にも良い感じ。


 窓からは、ダム湖の対岸の景色が見えています。ダム湖に注ぐ川ははるか下なので見えてません。


 テラスには出られませんが、お楽しみがあります。


 小鳥にエサをあげておられて、何度も何度も、かわいい小鳥がやって来ました。
 素早い動きなので、撮影できたのはこの1枚だけですが、種類がわかりません。キビタキ?


 かわいい小鳥も気になりますが、お腹が空いてペコペコです。


 カツのせ、から揚げのせ、それぞれ魅力的ですねー。





 から揚げのせオムカレーに決定!から揚げ、カレー、オムライスで迷ったら、これで全部食べられるから、めちゃくちゃお得です。


 ケチャップライス、スクランブルエッグみたいなとろとろタマゴ、カレーが混じって、めちゃくちゃ美味しいです。
 十津川村のイメージでは、昔ながらの薄焼きタマゴのオムライスが似合いますが、こちらのカフェでは、とろとろタマゴの都会的なオムライスでした。


 もっちー登山部副部長のオムハヤシ。少しもらいましたが、トマトの酸味が効いていて、これもめちゃくちゃ美味しかったです。


 十津川村で夕食難民になりそうな危機から救ってくれただけでなく、ものすごく美味しい洋食が食べられて、感動しました。
 ピットさん、ありがとうございます。

 帰り道、今後の予習で、気になるお宿と、もう1軒の夕食スポットを見学してきました。

 秘湯を守る会のお宿、湯泉地温泉の湯の里さん。泉湯の前の道を川沿いにずんずん奥へと向かい、あるんやろか?と思った頃、崖っぷちに建っていました。
 建物は好みです。崖っぷちに建つ建物というのも好きですし、壁に書いてある七五調の言葉も珍スポットっぽくて好きです。


 そして、もう1軒、川津にあるこの丸新食堂。渋いです。激渋です。昭和感がすごいです。
 この丸新食堂は、十津川村役場のある湯泉地温泉から広い快適な区間を五條市に向かい、風屋を過ぎて、狭いクネクネが続く辺りに突如として現れます。
 人家も少ない場所に突如現れる食堂は、注文の多い料理店みたいに、食べられるのではないかというくらいのロケーションですし、クルマはお店の方のクルマなのか、店内も無人に見えて、ハードル高めに感じる人もおられるかもしれないです。

 私は、ぜひとも入って食べてみたくなりました(笑)


 和歌山奈良の源泉掛け流し温泉巡り旅、とても充実したものになりました。
 読んでいただき、ありがとうございます。
 仙人風呂のライトアップを見たいので、今年も行きたいと思います