和歌山県の川湯温泉仙人風呂。毎年11月から2月末までの開催。
 期間限定メニューが大好きなので、こういう期間限定モノには惹かれます。
 初めて行ったのは、同級生のOさんとの日帰り2人旅。もう20年くらい前かな?
 あの頃は、仙人風呂の脇に男女別更衣スペースがあり、女性更衣スペースはしっかり囲われているのに、男性更衣スペースはスケスケの囲われていないような囲いで、着替えがめちゃくちゃ寒かった記憶があります。
 今は、200メートルくらい下流の道沿いに広い駐車場と立派な更衣小屋があります。


 入口には立派な看板が設置されており、温度も記載されています。
 この日(2月16日)の前日が雨だったので、「雨が染み込んでぬるくなる」とあしたの森の息子さんがおっしゃってました。
 


 一律に撮影禁止ではなく、「無断撮影はしないでね」という表示が嬉しいです。


 入浴目線。湯気が良い雰囲気ですね。ぷくぷく湧いているのが映ってはいますが、わかりにくいですね。
 お宿のお湯よりあっさりめのツルツル感があり、硫黄の香りはよくわかりません。川の水での加水が自然にされているうえ、仙人風呂の端から大量に加水されているから薄まるのでしょうね。
 管理人さんによると、この日の朝は32度だったから加水を止めていたけど、36度になったから、そろそろ加水しとかないと入れないくらいの温度になるとのことでした。
 温度管理が大変らしいです。


 この仙人風呂は、底からお湯が湧いています。足元湧出ですね。底の石が熱くなっていたり、高温の源泉がぷくぷく湧いているので、アチッとびっくりします。

 囲われた浴槽の縁の部分の外側の石も地熱で熱くなっているので、裸足で歩く時には要注意です。
 そして、自分なりの適温の場所を見つけるのが楽しいです。
 自分なりの適温の場所で居眠りしているおじいちゃんがいました。
 そのおじいちゃんが湯上がりに河原で着替え始めたからびっくりしました。←マナー違反、更衣小屋があります。でも、全裸入浴が気持ちいいというのはわかりますよ。
 見ようと思ってはいませんでしたが、おじいちゃんのおじいちゃんを見てしまいました(笑)


 ぷくぷく湧いている写真、なかなか難しいです。

 人工的に、屁でプクリを作れなくはないですけど、そんなに都合よく出るわけではありません(笑)


 夜の仙人風呂は、意外に人がいてびっくりしました。写真はほぼ写らず。残念です。
 仙人風呂を照らす照明がありましたが、それでも、手で照明を遮ると星が少し見えて良かったです。

 翌朝、オープンアタックで仙人風呂へ。
 夜間は加水を止めていたからか、40度の表示になっています。


 一番乗りできるのは、あしたの森へ泊まったからですね。もともと、大好きな湯の峰温泉のゆの里さんへ行こうとしたら休みだったので、急きょ、あしたの森へ泊まったんですが、仙人風呂のオープンアタックという珍しい体験ができな、結果的には良かったですね。
 人生塞翁が馬という話を思い出しました。大げさ?


 あしたの森のお部屋からの仙人風呂の全景。


 入浴目線でのあしたの森、その隣は、秘湯を守る会の冨士屋さん。


 だーれもいません。それは良いんですが、たぶん表示している温度より熱いですね。なんとか入れる温度です。


 朝の空気が冷えているからか、湯気が濃厚な霧のように立ち込めて、神秘的な風景になっています。


 ええなあ。温度は激アツですけど(笑)
 まあ、場所を選べばギリギリ入れなくはないです。


 下の写真の左手にある緑色の筒状の穴が加水用に設置されています。
 そして、この写真、ぷくぷく湧いているのがよくわかります。


 入浴目線での仙人風呂看板。


 少ししたら、どこのお宿なのか、オレンジ色の派手な湯浴み着のグループがやってきましたが、つかの間に貸し切り状態がとても嬉しかったです。

 午後の仙人風呂、夜の仙人風呂、朝の仙人風呂と、何度も仙人風呂へ行けたのも、あしたの森さんに泊まって、お部屋で着替えられるおかげです。
 いちばん良かったのは、朝の仙人風呂ですね。湯気が朝もやみたいに見えて、めちゃくちゃきれいでした。温度はタイミングとか場所ですのね。それも含めて、とても楽しい仙人風呂でした。
 また、来年も行きたいと思います。