今回の旅のお宿は、川湯温泉のペンションあしたの森さん。
 民宿は好きでよく泊まりますが、ペンションは初めてです。前日の昼過ぎに予約しました。
 山小屋みたいな木造の建物が素敵です。山小屋、大好きなんですよねー。
 ただ、温泉やお風呂のある山小屋が好きなので、風呂無しで大部屋で布団が2人1枚のようなガチの登山者からしたらヘタレやと思います。


 こちらのあしたの森さん、ロケーションが素晴らしいです。上の写真は、仙人風呂のそばの河原から撮影。そう、川湯温泉の冬の風物詩の仙人風呂の真ん前にあります。仙人風呂からいちばん近い宿です。
 ウッディですねー。


 玄関から入ると、オーナーさんの息子さん(お兄さんの方)が笑顔で迎えて下さりました。オーナーさんご一家で運営されているみたいですね。
 入って左手の和風の畳みたいなスリッパが館内1階用。(2階は客室にある使い捨てスリッパ利用)


 右手は外出用のゴムのサンダル。これで仙人風呂へ行けるのは便利です。水着も貸してもらえます。


 様々なポスターがあり、グリーンソフトクリームは謎?お茶栽培をしているらしいので、もしかしたら抹茶なのかな?200円は安いです。
 白いのは冷凍庫。もしかしたら、魚釣りをする人が使うのでしょうか?(未確認)


 日が射し込む食堂。こちらで、チェックインの手続きをします。オープンアタックに近い15時過ぎ。ちょっと過ぎたのが上品ですが、湯の峰温泉の伊せやさんでゆっくりしたからですね。
 夕食の時間を選べるとのことなので、いちばん早めの時間の午後6時を選択しました。
 お風呂は内湯2つとも空いていたらいつでも入れる貸し切り風呂。
 こういう奥飛騨温泉郷みたいな対応がめちゃくちゃ嬉しいです。奥飛騨温泉郷クオリティです。


 ウェルカムドリンクとかスイーツが無いのが嬉しいです。夕食を美味しくたくさん食べるためには空腹にしとかないといけませんし、いつも水筒を持ち歩いているのでドリンクも要らないです。おやつは夕食後か翌日の朝食後に欲しいです。
 下の写真は、食堂からフロントを見たところ。右手が玄関。奥にトイレと2階への階段があります。


 2階には全6部屋。このくらいの規模のお宿が大好きです。
 ほとんどのお部屋が仙人風呂のある川の側を向いています。全て洋室で、この図面からおそらく唯一の山側のお部屋が広い3人部屋のようです。


 2階への階段の踊り場から逆側に降りた1階に浴場があります。写真の奥の左右に貸し切り内湯があります。


 2階の廊下。右手(山側)に男子トイレ、女子トイレ、洗面所、広そうな206と並んでおり、左手(川側)に5つのお部屋が並んでいます。


 204号室に入ります。この日の宿泊者は、他に202号室に西国三十三ヶ所巡りのご夫婦がおられただけでした。金曜日なのに、少なくて嬉しいです。ちなみに翌土曜日は満室でした。
 ツインです。窓から仙人風呂が眺められるのが嬉しいです。
 テレビがあり、保温ポットにはお茶。コンセントも1か所あります。


 この照明が素敵です。


 洋室に泊まることが少なくてよくわからないんですが、ベッドのサイズは、ビジホより小さいかな?
 で、ベッドのサイズよりひとつだけ要注意なのが、かなり壁が薄いのか、2つ向こうのお部屋が何のテレビを観ているかわかるくらい、音が聞こえました。この時は、ABCの「ニュースおかえり」を観ていたようで、ニュースの内容もしっかり聞こえました(笑)
 まあ、私は旅先では天気予報とご当地の情報番組を観る程度ですし、和歌山県は関西なので目新しい番組もないから、観たのは、天気予報だけでした。テレビより温泉巡りでいそがしいです(笑)


 窓辺にプランターがあり、ちゃんと花が咲いているのが明るい雰囲気で嬉しくなりました。


 タオル、バスタオル、浴衣があり、浴衣に羽織る上着もハンガーにかけてありました。


 ハンガーが多いのも、衣類の多い冬にはありがたいです。ハンガーの下に置かれていたのが2階用のスリッパです。お部屋までは履かずに来て、後は履くことになります。


 和室しかない狭い賃貸暮らしなので、ソファーが嬉しいです。木の床が気持ち良いです。
 ペンションも良いものですね。


 仙人風呂、空いてるやん!お部屋からリアルタイムで空き状況をチェックできるのは嬉しいです。


 廊下の奥に本棚がありました。本が好きなので、ラインナップが気になります。
 普段の訪問仕事でも、通されたお部屋に本棚があれば、さり気なくチェックしています。そこから話題が広がり、一期一会の出会いが良い時間になることもあります。(脱線しました)


 先に2階を確認。


 洗面所は明るく快適です。ドライヤーはここにありました。


 男子トイレです。個室はひとつ。


 温水洗浄便座です。これは嬉しいですね。


 本棚の本のラインナップ。木に関する本が多いのには理由がありました。


 林業を営むご家族がオーナーさんでした。なので、木をたっぷり使った建物なんですね。


 熊野古道も、オーナーさんの所有されている土地を通っているらしく、熊野古道にはとても詳しいようでした。
 熊野古道だけでなく、観光情報には詳しくて、いろいろ楽しくお話が聞けました。温泉については、こちらの源泉は、川湯温泉公衆浴場と同じ源泉と聞きました。公衆浴場にも行こうと思うと伝えると、同じお湯ですよとちょっと不思議そうに言われました。浴場の雰囲気とか投入量とか、いろいろ違いがありますし、共同湯があれば行きたいですよね。


 温泉とか山とか熊野古道の本があれば良いのになあ。
 まあ、温泉入浴でいそがしくて読書の時間はなかったです。


 さあ、温泉です。時系列的には、チェックイン→仙人風呂→左手の内湯→夕食→右手の内湯で、翌朝にも両方の浴場に入浴したので、写真は朝と夕が混じっています。


 家族湯という札を裏返すと入浴中になります。


 踊り場にあった温泉分析書。川湯温泉公衆浴場の温泉分析書と微妙に湧出量等が違いましたが、分析書の年月が違うので湧出量が変化したのかもしれないですね。湧出場所を見るとたしかに同じですね。ただ、源泉名が違うんで図よね。同じ番地に2本の源泉かも?


 宿泊者が少ない日だったので、いつも空いていたのは良かったです。まずは左の浴場から。


 カゴのみですが、鍵があるので安心です。


 カゴの数のとおり、3人くらいがちょうど良いでしょうね。


 シャワー付きの洗い場が2つ。シャンプーとボディーソープで、リンスはありません。リンスはしないので、リンスインシャンプーより、シャンプーのみの方が好きですが、必要な方もおられるので、持参が必要ですね。


 奥から撮影。オーバーフローが無いように見えますが、浴槽内にオーバーフローする穴があり、その穴の位置以上の水位にならない仕組みになっていました。
 新しいお湯がどんどん入るのが嬉しいです。


 加水無しで、投入量で温度調整されていて、かき混ぜて入ると、41度。見事です。
 ああ、気持ちええわあ。手足をしっかり伸ばすことができますし、誰も来ないことが確定している貸し切り風呂ならではのリラックス度に大満足です。
 源泉がジョボジョボと静かに投入される音だけです。オーバーフローの穴はものすごく静かです。
 右手の蛇口が水なので加水もセルフで可能ですし、さらに加温するには源泉をセルフで多く投入できるようになっていて、自由自在なのが嬉しいです。


 赤い蛇口が源泉で、隣の蛇口は加水用。もちろん私は、どちらも使わずに楽しみます。源泉100%の掛け流し。
 無色透明、ツルツル感がしっかりある良いお湯です。
 細かい湯の花がごく僅かに舞っています。かすかな硫黄の香り、味は僅かにタマゴっぽい感じもしますが、それは匂いのせいかも?


 右手の浴場。脱衣室は少し広そうです。


浴槽のサイズはほぼ同じですが、こちらの方が川沿いなので明るいですね。


 お宿自体の築年数はわかりませんが、おそらく浴場は比較的新しいのかなあと思います。


 窓辺に腰掛けることのできる段差があるのが良いですね。半身浴するのが気持ち良いです。
 高齢の方や障害のある方や利用しやすくなっています。


 手すりも設置されており、シャワーチェアもあり、浴槽の縁も低いので、赤ちゃんからお年寄りまで誰もが入りやすい浴室ですし、お湯も優しい感じのあっさりした硫黄の香りで、これは万人受けしそうです。


 合計4回も入りましたが、この日の宿泊者が2組だけだったので、待たずに入れて嬉しかったです。
 肩こり、首こりがスッキリしました。やっぱり温泉は良いですねー。
 撮影を済ませたら、あとはひたすら、ぼーっと入浴してました。
 このぼーっと入浴するのが楽しみです。元気の源だと思います。
 オーナーさん、御高齢に見えましたが、お元気そうなのは、毎日、毎日、ホンモノの温泉に入っておられるからかもしれないですね。


 仙人風呂の真ん前というロケーションと、林業を営むご家族が経営されているから木をたっぷり使った山小屋のような素敵な建物に貸し切り内湯が2つというのも、あしたの森の魅力ですが、美味しいお食事も魅力だと思います。
 お食事編に続きます。