平成28年の那須の旅。


 那須といえば、鹿の湯は、外せません。この旅のメインのひとつです。




 メインの前に、まっとうな温泉の無料入浴で、那須高雄温泉のおおるり荘、那須高原温泉の自在荘、温泉博士の無料入浴で那須湯本温泉の喜久屋旅館へ入ります。←全部タダやん!セコい! 


 おおるり荘はぬるめの露天風呂が気持ちよかったです。


 自在荘は、なんと、あの那須の御用邸の温泉と同じ源泉とのこと!やっぱり、さすが皇室、御用邸のお風呂も天然温泉!
 自在荘の露天風呂。撮影チャンスは一瞬でした。


 喜久屋旅館は、内湯のみの渋い浴室。狭い浴室に硫黄の香りが充満していました。
 長湯を決め込むおじさんがおられて、撮影不可。でも、けっこう好きなタイプの渋いお宿でひなび感がありました。

 鹿の湯もまっとうな温泉で無料入浴!



 緩やかな坂を登るエントランスもいいですね。


 鹿の湯の看板。鹿の姿をイメージした字体の文字がかっこいいです。


 内部は、撮影禁止かどうかは不明ですが、入浴客が多すぎて撮影は無理です。残念です。写真は公式ホームページより。





 ここの湯屋の雰囲気が素晴らしいです。

 古きよき湯治場のイメージ。木造の建物で高い天井。棚だけの脱衣場とつながった浴室。木枠の浴槽には白濁した硫黄泉。

 完璧です。

 人が多すぎますが、人気があるのが当たり前だと思います。
 
 こういうところこそ、オープンアタックか、クローズアタックしないといけないですね。

 ここの浴槽は6つあり、温度がそれぞれ設定されています。41度、42度、43度、44度、46度、48度の設定になっていて、好みの温度のところで楽しめるようになっています。

 どの浴槽にも人が入っていますが、48度の浴槽だけは無人・・・。

 あそこなら独り占めできます!

 果たして、入れるのか? いちばんぬるめの41度から身体をならしていきます。

 うわあ、強烈な硫黄の香り!たまらないです。ツルツル感もあり、めちゃくちゃ気持ちいいです。温泉に来た、という喜びがあふれてきます。

 ややぬるめ適温なので、ここがいちばん居心地がよかったのですが、思いは同じようで、ここは常に混雑していました。

 気になるお味ですが、想像した通りの酸っぱさで、口の中の粘膜がキシキシするような、あの感触もありました。これこそ、硫黄泉の味わいですね。大好きです。

 順番に入っていきますが、高温のところでは、『お湯を波立てないで』というような掲示がありました。たしかに、お湯が揺れると余計に熱そうなです。でも、揺れなくても、46度でかなり厳しいです。なんとか、肩まで浸かりますが、数秒で限界に・・・。  

 こんなことで48度に入れるのか? 

 私が見ている限り、誰も入っていません。 

 いざ、チャレンジ!足先を漬けるとビリビリします。無理無理無理無理!

 なんとか膝下まで、うわあ、強烈です。
 
 あかん!無理です。ギブアップ!はるばる那須までやってきて、もったいなさすぎですが、この時は限界でした。

 すべての浴槽に入ることはできませんでしたが、ぬるめ適温の浴槽で、硫黄まみれになれて、大満足でした。

 できることなら、那須で宿泊して、オープンアタックか、クローズアタックをして、写真撮影しながら満喫したいと思いました。 


 那須で無料入浴を4連発。1円も使わずに、大満足させていただいたお礼に、お土産を買いました。ありがとうございます。