奥日光湯元温泉からの奥鬼怒林道がくねくね道で見通しがあまり良くないこともあり、1時間くらいかけて、11時50分頃、女夫渕温泉駐車場へ到着。予定より遅くなりました。
 女夫渕温泉は、残念ながら廃業されていて、解体されているのか、どこにあったのか、痕跡のようなのもわからないくらいでした。
 ちょっと探しても良かったかも?


 無料駐車場が嬉しいですけど、さほど台数を停められないようにも見えるので、夏場は混雑するかもしれないですね。

 きれいなトイレがあるのが嬉しいです。


 加仁湯の送迎バス、八丁湯の送迎バス、日光市の路線バスが集結。お客さんが乗り降りされていました。


 日光市営バス、加仁湯ど八丁湯の送迎バスが集う瞬間、とてもにぎわいます。


 歩いて行く秘湯というのがテーマですが、奥鬼怒温泉郷の4湯のうち、加仁湯と八丁湯は送迎バスがあります。八丁湯は宿泊者のみ、加仁湯は宿泊者と送迎バス付き日帰り入浴プランの方限定です。
 日光澤温泉と手白澤温泉は送迎バスがなく、正真正銘の歩いて行く秘湯で、手白澤温泉は日帰り入浴も受け付けていない、いわゆる「のみ不可」の温泉宿です。
 こうなると、手白澤温泉に泊まって、他のお宿の温泉で日帰り入浴というのがベストな選択に思えるんですが、手白澤温泉は6部屋しかないうえ、営業日が週4日という狭き門です。

 この日の前日に1室空いてましたが、関西からの移動距離、ここからの徒歩の時間を考えるとムリ。この日はお休みなので、八丁湯に予約しました。
 日光澤温泉にするかをかなり迷いましたが、最終日の天気予報が雨だったので、雨の中の下山を避け、雨が激しい場合に送迎バスを利用できる八丁湯を選びました。

 もちろん、せっかくなので、加仁湯と日光澤温泉へは日帰り入浴する計画です。


 ただ、うっかりしていました。日帰り入浴の受け付け時間です。
 ここで電話確認すると、日光澤温泉は2時半が最終受け付け。加仁湯は、3時までに出れば良いということで最終受け付け時間を明確には言われませんでした。
 徒歩移動で、果たして、両方行けるのか?


 日光市営バスからの乗り継ぎ客がけっこう降りていて、トイレを済ませて送迎バスに乗り込んで行かれます。


 八丁湯の送迎バスに乗せてもらって時短する方法が一瞬、よぎりましたが、「歩いて行く秘湯」というテーマからずれる気がして、躊躇しているうちに全てのバスが発車しました。


 日帰り入浴については流れに任すという覚悟をして、歩き始めます。


 コースタイムが書いてあります。


 ものすごくわかりやすい地図です。


 この看板の遊歩道入り口は過去のもので、こちらは通行止め。


 今は、この奥鬼怒スーパー林道の橋を渡ってから分岐します。



 橋を渡ってすぐ右側に分岐。ここから遊歩道に入りますが、いきなりの階段。工事現場みたいな鉄製の階段は、石鎚山を思い出しました。


 いきなりの急登がハードですが、日光澤温泉までのルートではこの階段だけが急登で、あとはなだらかでした。


 真冬で積雪があれば車道を選択することも有るのでしょうね。トレースさえあれば遊歩道も大丈夫だと思いました。


 ここまでまだ200メートル。これからが本番ですが、もう急登はなく、いったん下って川沿いを行きます。


 吊り橋がありますが、とても頑丈なので安心です。


 総じてよく整備されているので、道迷いの心配は少ないと思いますが、あまり人とは出会いません。
 そんななか、仏像みたいなファッションの外国人とすれ違い、びっくりしました。こんなに山奥まで外国人観光客が来ていることと、その仏像みたいなファッションにびっくりしました。


 踏み跡がややこしいところには、赤テープがあることが多いのも嬉しいです。ありがとうございます。


 写真ではわかりませんが、この辺り、ちょうど中間点くらいで、硫黄の香りが漂っている場所がありました。 
 最初は、自分自身の身体から奥日光湯元温泉の硫黄の香りがしているだけだと思ってましたが、違いました。
 明らかな硫黄の香りがしていました。

 おそらく、野湯スポットがありそうです。

 ただ、日帰り入浴の受け付け時間のことがあるので、深追いはできず、翌朝の宿題にして、スルーせざるを得ませんでした。

 まずは八丁湯へ向かい、チェックイン時間前なので荷物だけ置かせてもらえそうなら置かせてもらって、日光澤温泉と加仁湯の立ち寄り湯へ向かいたいと思います。

 ちょうどコースタイムくらいで、八丁湯が見えてきました。