羽束川沿いの道を上流へと向かっていくにつれて、人家がなくなり、渓谷の風景になりました。

 昔、私が子供の頃は、三田駅から籠坊行きの直通バスがありましたが、今はもうないですね。

 少し開けて、後川に出ます。ここは、篠山市。コミュニティーバスがあるようです。  

 小さな後川の集落を過ぎると、また狭い川沿いのくねくね道を3キロほど行くと看板があります。
 昭和丸出しの看板がぐっときます。
 


 ここからが、問題でした。
 とにかく、人が居ないので、旅館のことを尋ねることができません。
 まあ、小さな温泉地なので、行き当たりばったりで探します。

 一番わかりやすい場所の渓山荘。残念ながら閉館しています。

 浪花館。公式サイトを見ると営業しているみたいですが、この日は無人です。
 


 湯の壺。ここは、人の気配がします。玄関を覗くと、お客さんらしき靴が二足。期待できます!
 もっちー『ここは行けるかも?すいませーん!』
 湯の壺のご主人が出てこられたので、日帰り入浴をお願いしてみます。
 湯の壺のご主人『うちは、宿泊と食事付きしかやってないんですわ。ここらあたりはみんなそうですわ。』
 もっちー『予約してしし鍋とかとランチをいただくと温泉にも入れていただけるのですか?』
 湯の壺のご主人『またお願いします。温泉は、この先の分岐を右折してもらったら、奥猪名健康の郷という案内板があるので、そこなら入れると思いますよ。』
 もっちー『ご親切に教えていただいて、ありがとうございます。(そこは循環で塩素が・・・)』 

 残念ですが、未練がましく、温泉街?をうろつくと、気になる広場がありました。紅葉がきれいな公園。奥は源泉小屋でしょうか。
 


 三ツ矢サイダー? 


 案内板があるので、三ツ矢サイダーの工場の跡地だということがわかりました。篠山市の3つの温泉についても書かれています。


 奥の小屋の中に茶色の源泉が貯められています。神聖な雰囲気ですね。
 籠坊温泉は三軒の旅館と書いてあるから、あれで全部です。今は2軒ですね。炭酸泉が魅力的です。
 ボコボコと湧き出しているので、動画を撮影してみました。



 これが三ツ矢サイダーのガスのもと?シュワシュワしてそうな勢いです。』
 
 籠坊温泉がどのような温泉なのか、今後の課題として残りましたが、いつか、しし鍋と温泉の日帰り入浴をしてみたいと思います。