山奥の謎の温泉が気になります。


 のどかな旧龍神村。田辺市はデカいですね。
 



 謎の温泉とは?
 小又川温泉。谷が狭くて、なかなか秘境っぽいいい雰囲気。
 検索したところ、小又川温泉でいくつかが出てきますが、楽酔舎はすでに移転して飲食店に変わっており、『民宿旅館ささゆり』も場所は龍神温泉。小又川温泉の温泉地にあるのは、深山荘、せせらぎ。

 深山荘!ええ名前やんかぁ!

 猿の群れが車の前を横切っていくような山奥の小又川温泉には、天誅倉という史跡がありました。


 深山荘は、意外なほど立派な建物。敷地に入る道に枯れ枝が散らばって落石も転がっており、不安になります。
 いちかばちか、電話しますが、誰も出ません。『現在使われておりません。』のアナウンスではないので、たまたま休み?冬季休業?まさか、廃業して年月が経過して、もう他の人の電話番号になっている? 謎のままですが、入れないことは確実です。 
 小又川温泉深山荘。秋篠宮様もお泊まりになっている由緒あるお宿らしいですね。残念!


 ここは、国道425線の和歌山県側最後の小さな集落です。集落の建物に、湯気抜きの付いた屋根など、共同湯っぽい建物がないかをチェック。小さな小屋などが、共同湯みたいに見えてしまいます。 


 どこかに入らないと収まりがつかないので、龍神温泉へ。

 せっかくなので、龍神温泉唯一の塩素なしという評判の坂井屋旅館さんへ電話。これは調べていましたが、『今日は、日帰り入浴をやっっていないのですよ。前もってご連絡いただけていれば・・・。』
 とても丁寧な対応で、より入浴したくなりました。

 下調べの大切さを痛感しましたが、仕方ないですね。






 龍神温泉元湯。
 ラッキー!露天風呂におじさん2人連れがいるだけで、めちゃくちゃ空いています。しかし、撮影禁止!仕方ないですね。 



 露天風呂のおじさん2人連れが内湯の入るタイミングで露天風呂へ。すれ違いざま、2人とも立派な入れ墨があることに気づきました。龍神だけに龍?
 ツルツル感のある温泉に浸かり、川からの風に吹かれるのは、とても気持ちよくて、謎の温泉に入れなかったショックから立ち直れました。 
 内湯の方がよりツルツル感抜群に感じました。内湯には、『源泉かけ流し』の表示がありましたが、浴槽内に吸い込み口があるので、循環併用ですね。塩素の匂いはそんなに気にならない程度ですし、このスベスベ感は、さすが龍神温泉元湯だなあと思いました。

 龍神温泉のツルツル感と山奥のロケーションがとても気に入り、大満足でした。

 素晴らしい温泉に入れて、大満足でした。

 同じ近畿ですが、このあたりの紀伊山地には、まだまだ知らない魅力的な温泉がたくさんあることがよくわかりましたし、遠くへ泊まりがけで行くのももちろんいいですが、近場にお泊まり旅も楽しいなあということがよくわかりました。