農家でない私は農薬を扱ったことがなく、農薬=悪のようなイメージがあったのですが、無農薬で野菜を育てることがいかに難しいかを最近実感しています。


キャベツを育てればアオムシが際限なく食い荒らされるし、白菜ならば防虫ネットをしていても虫食いの穴が芯の方まであいています。


防虫ネットで侵入さえ防げれば絶対に食い荒らされないと信じていたのですが、防虫ネットをしていても下の写真のように白菜はやられています。




そこで、自然界にあるものを使い、化学的に合成されたものでなければ使ってもいいんじゃないかと思い立ちました。


今から考えればその発想自体も根拠不明なのですが、「酢」とか「納豆菌」とか「トウガラシ」とか色々考えることに。


ただ、これらの自分で作り出せそうなものは手間がかかるのと、持続効果に疑問があり、結局BT剤という農薬にたどり着きました。


白菜をトウガラシまみれにして刈り取る前からキムチにしてしまうのもなんか楽しそうでしたが・・・


BT剤は自然由来の農薬で、芋虫系にはものすごく効くのですが哺乳類や鳥類にはほぼ害がないそうです。

理由は腸管内がアルカリ性に保たれている芋虫系にのみ薬が作用するかららしく、私たち哺乳類は酸性に保たれているから大丈夫なようです。


胃酸分泌抑制剤を飲んでる人は大丈夫か!?などと一瞬考えましたがアルカリ性まではいかないので大丈夫なのでしょうか。


ちなみにこのBT剤、使っても有機野菜として認められるそうです。


昨日、防虫シートを剥がして白菜に2000倍に薄めたゼンターリをかけてきました。



果たして虫食いは治るのか!?