相反方程式の解の公式
4次の相反方程式
x⁴+ax³+bx²+ax+1
とすると、
=(x²+a/2x+1)²
=x⁴+ax³+(2+a²/4)x²+ax+1
より
=(x²+a/2x+1)²-(a²/4+2-b)x²
だから、2乗の差により、
(x²+(a/2-√(a²/4+2-b))x+1)(x²+(a/2+√(a²/4+2-b))x+1)
あるいは
(x²+(a-√(a²+8-4b))/2x+1)(x²+(a+√(a²+8-4b))/2x+1)
が答えになる。
とすると、
=(x²+a/2x+1)²
=x⁴+ax³+(2+a²/4)x²+ax+1
より
=(x²+a/2x+1)²-(a²/4+2-b)x²
だから、2乗の差により、
(x²+(a/2-√(a²/4+2-b))x+1)(x²+(a/2+√(a²/4+2-b))x+1)
あるいは
(x²+(a-√(a²+8-4b))/2x+1)(x²+(a+√(a²+8-4b))/2x+1)
が答えになる。
さらにxの値を求めるなら、2次方程式の解の公式で求まる。
なお、与式が、
x⁴+2ax³+bx²+2ax+1
の形式の場合は、
(x²+(a-√(a²+2-b))x+1)(x²+(a+√(a²+2-b))x+1)
となる。
x⁴+2ax³+bx²+2ax+1
の形式の場合は、
(x²+(a-√(a²+2-b))x+1)(x²+(a+√(a²+2-b))x+1)
となる。
5次の相反方程式
x⁵+ax⁴+bx³+bx²+ax+1
に関しては、x=-1が解となるため、(x+1)で割り切れて、
=(x+1)(x⁴+(a-1)x³+(b-a+1)x²+(a-1)x+1)
となり、4次の相反方程式に帰着できる。
それではまた~(^o^)/~
指数加算型漸化式の一般項
今回は、
aₙ₊₁=paₙ+rqⁿ (p≠0, q≠0, r≠0)
の形式の漸化式の一般項についてです。
①p≠qの時
aₙ-paₙ₋₁ = rqⁿ⁻¹
p(aₙ₋₁-paₙ₋₂) = rp(qⁿ⁻²)
p²(aₙ₋₂-paₙ₋₃) = rp²(qⁿ⁻³)
p³(aₙ₋₃-paₙ₋₄) = rp³(qⁿ⁻⁴)
...
pⁿ⁻²(a₂-pa₁) = rpⁿ⁻²(q¹)
aₙ-paₙ₋₁ = rqⁿ⁻¹
p(aₙ₋₁-paₙ₋₂) = rp(qⁿ⁻²)
p²(aₙ₋₂-paₙ₋₃) = rp²(qⁿ⁻³)
p³(aₙ₋₃-paₙ₋₄) = rp³(qⁿ⁻⁴)
...
pⁿ⁻²(a₂-pa₁) = rpⁿ⁻²(q¹)
両辺足すと、左辺は途中の項が消えて、右辺の項は(pⁿ-qⁿ)/(p-q)の一部であることを考えて、
aₙ-pⁿ⁻¹a₁ = r{(pⁿ-qⁿ)/(p-q)-pⁿ⁻¹}
aₙ = r(pⁿ-qⁿ)/(p-q)+pⁿ⁻¹(a₁-r)
aₙ-pⁿ⁻¹a₁ = r{(pⁿ-qⁿ)/(p-q)-pⁿ⁻¹}
aₙ = r(pⁿ-qⁿ)/(p-q)+pⁿ⁻¹(a₁-r)
あるいは、
aₙ = pⁿ⁻¹(pa₁-qa₁+qr)/(p-q)-qⁿr/(p-q)
aₙ = pⁿ⁻¹(pa₁-qa₁+qr)/(p-q)-qⁿr/(p-q)
②p=qの時
aₙ-paₙ₋₁ = rpⁿ⁻¹
p(aₙ₋₁-paₙ₋₂) = rpⁿ⁻¹
p²(aₙ₋₂-paₙ₋₃) = rpⁿ⁻¹
p³(aₙ₋₃-paₙ₋₄) = rpⁿ⁻¹
...
pⁿ⁻²(a₂-pa₁) = rpⁿ⁻¹
同様に両辺足して、
aₙ-pⁿ⁻¹a₁ = r(n-1)pⁿ⁻¹
aₙ-paₙ₋₁ = rpⁿ⁻¹
p(aₙ₋₁-paₙ₋₂) = rpⁿ⁻¹
p²(aₙ₋₂-paₙ₋₃) = rpⁿ⁻¹
p³(aₙ₋₃-paₙ₋₄) = rpⁿ⁻¹
...
pⁿ⁻²(a₂-pa₁) = rpⁿ⁻¹
同様に両辺足して、
aₙ-pⁿ⁻¹a₁ = r(n-1)pⁿ⁻¹
aₙ = pⁿ⁻¹{r(n-1)+a₁}
整理すると、
・p≠qの時
aₙ = r(pⁿ-qⁿ)/(p-q)+pⁿ⁻¹(a₁-r)
aₙ = r(pⁿ-qⁿ)/(p-q)+pⁿ⁻¹(a₁-r)
あるいは、
aₙ = pⁿ⁻¹(pa₁-qa₁+qr)/(p-q)-qⁿr/(p-q)
aₙ = pⁿ⁻¹(pa₁-qa₁+qr)/(p-q)-qⁿr/(p-q)
・p=qの時
aₙ = pⁿ⁻¹{r(n-1)+a₁}
aₙ = pⁿ⁻¹{r(n-1)+a₁}
となる。
それではまた~(^o^)/~
分数型漸化式の一般解(4/4)
| 分数型漸化式の一般解(2/4) においてpq+r=0の時を考察したが、 |
| これが重解を持つときは、③式における特性方程式 t²-(p+q)t+pq=0 からp=q、α=pとなり、 |
| 重解の時の等差数列に帰着される。 |
| 分数型漸化式の一般解(1/4)で、aₙ=yₙ/xₙとしたが、あるₘにおいてxₘ=0となるₘが存在すると仮定すると、 |
| xₘ=qxₘ₋₁+yₘ₋₁ |
| から、aₙ=-qの時で、これは元の漸化式の分母=0を示す。 |
| これは数列として成立しないので、この場合は省いて考えても良い。 |
| 以上整理して、分数型漸化式の一般解は、 aₙ₊₁=p+r/(q+aₙ) の形式に変換した場合の特性方程式 t²-(p+q)t-r=0 の解をα,βとしたとき、 |
| ・α≠βの時 |
| aₙ={αⁿ⁻¹(pq+r+pa₁-βa₁)-βⁿ⁻¹(pq+r+pa₁-αa₁)}/{αⁿ⁻¹(q+a₁-β)-βⁿ⁻¹(q+a₁-α)} |
| ・α=βの時 |
| aₙ=α(a₁+α-p)/{(a₁+α-p)n+p-a₁}-α+p |
| となる。 |
| それではまた~(^o^)/~ |
分数型漸化式の一般解(3/4)
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分数型漸化式の一般解(2/4)
| 前回、式の変形においてpq+r≠0としたので、今回はpq+r=0のケースを考える |
| r=-pq なので、式を変形すると、 |
| aₙ₊₁=p-pq/(q+aₙ)=paₙ/(q+aₙ)...③ |
| となる |
| Aₙ=1/aₙと置くと③式は |
| Aₙ₊₁=1/p+(q/p)Aₙ |
| さらに変形して、 |
| Aₙ₊₁-1/(p-q)=(q/p){Aₙ-1/(p-q)} |
| となり、 |
| Aₙ-1/(p-q)=(q/p)ⁿ⁻¹A₁-(q/p)ⁿ⁻¹/(p-q) |
| となり、aₙ=1/Aₙなので、これを解くと、 |
| aₙ=pⁿ⁻¹(pa₁-qa₁)/{pⁿ⁻¹a₁-qⁿ⁻¹(q+a₁-p)} |
| となる。 |
| ところで、今回のケースで③式における特性方程式は t²-(p+q)t+pq=0 、すなわちp,qが解であり、 |
| 前回の②式において、α=p、β=qと置いたものに等しい。 |
| よって、pq+r=0の時も前回の②式で表現できる。 |
| 今日はここまで。次回に続く。 |
| それではまた~(^o^)/~ |