あのやりがいを感じて楽しんでいた日々を忘れてしまって、記憶もないものにしてた。
自分をすり減らして、無理に頑張っていたんだよね。
イレギュラーな注文や、押し付けられる重圧や、やり場のない怒りや悲しみの感情を受けて私は疲弊してた。
やりがいを感じる余裕なんてなかったよ
数日前にこられた渋いおじさま。
父によく似ていてよく冗談を飛ばすし、筋道しっかりしてる、バリバリの右脳派。
感受性豊かな左脳派スタッフメンバーは、突っ込まれまくりでたじたじ…。
いつもにも増して、ピリピリさせるそのムードの、そうさせてしまってる原因は理解できる。
けど、受けてたつ私たちも人間なわけで、心がすり減る案件。プライマリであったなら、私も落ち込んでいたかもしれない。
本来のおじさまの性格は冗談飛ばしながらみんなをまとめるリーダー的存在。
厳しさに優しさも備えてる素敵な方のよう。
奥様も「うちの人素敵な人でしょう」と笑顔で笑い飛ばしていた。
症状がでると一気にその雰囲気は消えて、緊張感ある雰囲気。
そのおじさま、
「今夜は寝たら起きない気がする。
今日、明日が山場なんだ。」
と、静かに話した。
いつもの顔の凄味はない。
一回り小さくなった体、昔の面影残す眼光の鋭さも少し弱っている。
憎まれ口もなく肩を落として話す姿に自分で悟ってるんだと感じた。
朝、、、
さらに症状が進み、酸素が体に入っていかない苦しさや不安、きつさの中でも、必死にひとつひとつ呼吸をしながらも、涙を流す妻に向かって、手でくるくるパーをして妻を勇気づけるその姿に泣きそうになった。
いつもは自由に涙を流すけど、今日はここでは泣いていけない!
一番泣きたいのは本人のはずだって必死に踏ん張る。
妻はそんな夫の姿を見て、
最後までかっこいいんだから!って泣き笑いになる。
素敵な夫婦だなぁ。
結婚何十年経ってもそんな風に感じれるなんて。
妻がまた生まれ変わっても一緒になりましょって言ったら、夫はお互い違ってたらねって言ったらしい。
どういう意味なんだろう?
照れ隠しか?!
しかし、
死を覚悟した人は強い。
どっしり構えた静かな強さがある。
人間らしいエゴエゴな訴えはしない。
自分の人生を振り返り、感謝をし、大切な人に気を配れる余裕すら出てくるのだろう。
絞り出してるのかもしれないが。。。
人の生き様は様々である。
嘘のない、人となりを見せつけられる現場だ。
たぶん本当に今日、明日なのだろう。
話ができるのは本当に今日までかも知れない。
それでも、エゴではなく真摯に生きたいと強く願う人々の思いや関わりに私たちの心も動かされる。
まっすぐ生きてる人たちのひたむきな姿にお手伝いさせてもらえるありがたさ。その姿を近くで見させてもらえる幸せ。
大切な時期に出会えて学びをいただけることに感謝。
仕事の醍醐味思い出させてくれてありがとうございました
