先週の金曜日に湯河原城山で道迷い遭難をやってしまった。さいわい、初動が良かったのか、またまだ明るい時間帯にレスキュー隊に連絡が取れたことが幸いして大事には至らずにすんだ。みっともない内容ではあるが、詳しい顛末をヤマレコに投稿させていただいた。


 

 

根本的な間違いとして、以前に同じエリアの幕山に登ったことがあり、小学生が遠足に来るような山だったことから城山も同じようなものだと軽く考えて入山したのが良くなかった。
今回は、警察・消防のレスキュー隊に助けていただいたので「正式の遭難」になったが、過去にも危ない目には遭っている。よい機会なので反省点をおさらいしておくことといたしたい。

沢での滑落

 

 

山梨百名山である高柄山に登った際、登山道の沢の渡渉で失敗して沢の中に滑落してしまった。頭を打ってコブができ、また背中を捻って痛みが出てしまった。本来ならそこで登山を中止すべきであったが、簡単に来られないと思ってそのまま登山を続行した。結果的には山頂に立って下山できたが、いくつか反省点がある。
(1)高柄山は低山ながらアップダウンが激しくガイドブックなどで紹介されているルートだと長すぎると感じられ、短めにしようと少々マイナーなコースを選択、結果として情報が少なく沢に危険が潜んでいることを察知していなかった。このため簡単に越えられると思って沢の中の石に足を載せて滑ってしまった。 (2)高柄山は相対的に登山者が少ないためか、路が不明瞭な箇所が多々あり、そのため神経を擦り減らし、疲労が増した。本来はこの山に経験のある方と一緒に複数メンバーでのぼらないといけなかった。

同じルートをグルグル

 

 

日本百名山である金峰山に団体登山ツアーで登った。あいにくの曇天で山頂に着いたものの周囲は全く見えず。下山を開始したが人数が多く、列の途中が途切れて集団で道迷い! 一生懸命歩いたが、山頂エリアの同じ場所に出てしまう。森林限界を超えた岩場で下山の取り付き点が判らなくなってしまった。幸い、途切れた列の先頭にいたガイドさんが後続が来ないのに気が付いて戻ってきてくれて大事に至らずに済んだ。団体登山であっても漫然と前の人に付いていくだけではダメ。

登山の取り付き点が判らず

 

これも日本百名山である草津白根山に登る団体登山ツアーに参加した折の事案。強風でロープウェイが休止し、TAXIで入山しようとしたが、硫化ガスが濃いとのことでTAXIが峠に止まってくれず、万座温泉側まで降りてしまった。濃霧がでていたこともあってガイドさんが取り付き点が判らず、結局登れず。しかし、このケースでは硫化ガスの濃度が高くてそれで遭難したかもしれず、結果オーライだったのかもしれない。

道迷い

 

 

京都の大文字山で途中でコースが判らなくなり、地元の方に伺って正しいコースに復帰できた。

 

 


秩父の琴平丘陵を歩いた際、分岐が判らず2回も道迷いしてしまった。それまでGPSはGARMINでログを採るだけだったのだが、この反省からジオグラフィカを導入した。

現在では、スマホアプリ『ヤマレコ』・『YAMAP』をいずれも使っているが、路型や細かい分岐の見極めは自分で行わなければならず、経験を積んでおくことは重要と思う。