こんにちは!NAskin町田店の藤本です!

今月の美容コラムのテーマは「水光肌のような内側から光る肌」についてです。

ツヤ肌を目指したい!というお客様に対して、「どうしたらツヤ肌になれるのか?」を科学的に解説できる内容でまとめていますので、皆様の販売やサービス提供にお役立ていただければ幸いです!

 

1.ツヤ肌の原理とは?

ではまず、ツヤ肌はどんな状態をさすのか?について説明していきます。

突然ですが、「ツヤ」と「テカリ」は何が違うのか説明できますか?

両者は、肌からの光の反射であることは同じなのに、イメージが全然違いますよね。

実は、この違いは「光の反射の仕方」にあります。

 

テカリというのは、皮脂が多いことで光が鈍く反射していることを想像しますが、それだけではなく、光が肌の上でそのまま跳ね返る「鏡面反射」で起こることが分かっています。

※参考:男性顔面上のギラつき現象とその評価方法, 山口 あゆみ他, 日本化粧品技術者会誌/44 巻 (2010) 2 号

 

それに対して、ツヤというのは、肌表面で複雑に光が跳ね返る「乱反射」で起こることが分かっています。

 

つまり、「ツヤ肌」というのは、肌表面で光が分散して内側からぼんやり光って見える状態を指しているのです。

光が内側から透き通るように反射して見えることが「水光肌」と呼ばれる所以だったりもするのです。

 

 

2.ツヤ肌を作るのに重要な「肌のキメ」

これらの反射の仕方に違いが生まれる原因は「肌のキメ」が大きく関わっています。

肌のキメとは、肌の表面に刻まれている凹凸のことです。

もう少し細かく説明すると、肌の表面には「皮溝」と呼ばれる「凹の部分」と、それらに囲まれた「皮丘」と呼ばれる三角形の「凸の部分」が無数にあります。

肌が健康的できれいな人は、細かい三角形が綺麗に並んでいる状態にあります。(これがキメが細かい、と呼ばれる状態です)

 

 

先ほどの「テカリは光がそのまま反射した状態」、というのを詳しく説明すると、「キメが消失したつるつるの肌に光が当たって光がそのまま跳ね返った状態」ということになります。

それに対して「ツヤは光が複雑に反射した状態」というのは、「キメが細かい肌に光が当たり、光が複雑に跳ね返った状態」ということになります。

 

つまり、キメが乱れている人は「テカリ」、キメが整っている人は「ツヤ」があるように見えるということなのです。

 

 

3.キメを整えてツヤのある肌に導くためには?

では、ツヤ肌を目指してキメを整えるためにはどんなケアが必要なのでしょうか?

キメが乱れる原因の多くは「乾燥」にあることが分かっています。

※参考:資生堂、乾燥によるキメの大きな乱れが 皮膚の角層細胞の縮みによるものであることを発見, 株式会社資生堂, ニュースリリース

 

そのため、「スキンケアによる保湿の徹底」と「バリア機能を整えて、乾燥しにくい肌に導く」ことが必要だと考えます。

 

スキンケアに関しては、水分だけでなく、油分もバランスよく与えるようにケアを行うことが重要です。

バリア機能を整えるためには、ターンオーバーを整えて、肌の細胞をしっかり育てること。

また、肌表面に古い角質が溜まっている場合は、ピーリングケアによる角質ケアが重要です。

 

まとめ

・肌のツヤとは「キメが細かく、光が複雑に反射している状態」

・ツヤのある肌を目指すには「保湿の徹底」と「バリア機能を整えるケア」を行う

 

ハーブピーリングによって、水光肌に導く効果というのは、

「肌のターンオーバーを整える」→「肌のバリア機能が整い、乾燥しにくくなる」→「キメが整い、内側から光るようなツヤ肌に導く」

という流れで説明ができるかと思います。

施術のご提案などで、「ツヤ肌になりたい!」という方にオススメする際は、この説明をご活用いただければ幸いです。

 

 

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