またもや   夢の競演 HS1とドリーム

 
 
この発想を持ちかけたのは、
 
数年前のことでになりますが
 
私がいつも修理をたのんでいる方です。
 
 
今まで長く旧車を愛し、仲間のバイクの
 
調子を納得できるまで見て頂いる方です。
 
地元では 2ストの神 とまで言われております。
 
 
「俺も還暦を迎えたので、何処にもない
 
誰も手を出さないような組み合わせの
 
カスタムをつくってみたい!」 
 
などということでした。
 
 
この先輩はもともとは車の整備士さんです。
 
今は勤めていた会社を定年退職し、
 
好きな旧車を並べては満足しているようです。
 
 
「この年になると、何時どうなるか分からない
 
メイドのみやげ に何か残しておきたい。」
 
メイドのみやげとは 冥土の土産 と書きますが
 
簡単にご説明しますと、
 
今のうちに いい思い出をつくってあの世に
 
持っていく という意味です。
 
 
まだ早いのでは?と私は思いましたが
 
彼の熱い思いが伝わってきました。
 
 
こうなってくると止まらない、昭和の頑固おやじ
 
頭の中ではすでにあることを考え始めていました。
 
 
ガレージの奥に以前私がレストアしてもらった
 
 
HS1の 部品取りが置いてあったそのフレームを
 
指さし 「これだ!」 と一言いうよりも先に
 
油とホコリまみれになっているフレームを
 
引っ張り出してきました。
 
 「 oh my Got  」  
 
と私は言葉に出てしまいました。
 
またはじまるのか?
 
 
フレームをじっと見つめて13分50秒を
 
切ったところでしょうか
 
 
私はその時の時間を正確に計っていました。
 
何やらメモ用紙と鉛筆を持ち、書き始まりました。
 
どうやら頭の中で何かをイメージしたらしく
 
くわえタバコでフレームとメモ用紙を
 
ニラメッコしています。
 
 
気を集中しているみたいです。
 
一人のほうが集中できると思い、別に買う
 
物もなかったのですが私はコンビニへ。
 
 
それから20分ほどで私はガレージに
 
戻りました。
 
 
なんとなくイメージしたスケッチが
 
出来上がったみたいです。
 
その時のスケッチをお見せしたかった
 
のですが紛失してしまいました。
 
 
彼の持つ素晴らしいセンスと、発想により
 
ヤマハの HS1 に ホンダ ドリーム
 
をコラボさせるという
 
まさに 夢の競演、コラボ企画 となりました。
 
 


つづく ....