ボクは、水だ。
ボクたちは、長いチューブの中を流れている。
なぜ流れているかって?
そんなの決まってる。
流れるのが楽だから...。
たまに、チューブが細くなって苦しくなる時もある。
チューブに付いた重いゴミを、持ちながら流れないといけないこともある。
それでも流されるのは楽なんだ。
でも、ボクは思う。
それは楽だけど、楽しいことなのか?
生きるってそんなもんで良いのか?
ボクは身体の中の何かが熱くなり、爆発した。
両足をチューブに引っ掛け流れるのを止めると、チューブを殴り穴を開けた。
そして、ボクの物語が始まった。