なぜか会社の先輩と嫁とでイタリアへ行くことに。
先輩が海外通をきどってどや顔の中、軍の輸送船のような船に乗って一路イタリアへ。
イタリアに到着。
夜中なのでひろーい広場には誰もいない。スーパーボールを思い切りなげてはしゃいでいると、サッカー少年たちがちらほら集まってきた。
いつの間にか少年たちの輪に加わりリフティングでパス回すやつをすることに。しかしボールではなく子供用の青い靴下をポンポーンと…。
そうこうするうち最初は誰もいなかった広場は動けないくらいの子どもだらけに。イタリアのエネルギーを思い知らされ帰国の途につく。
日本への帰国は電車だった。席に座っていると、発車ぎりぎりに乗ってきた日本人が。高校のときの部活のキャプテンだった。田舎の彼は明らかに行商レベルの量の白菜とカリフラワーをふろしきに詰めて乗車してきた。知り合いだというのが恥ずかしかったが、オーイと声をかけられた手前、一緒に座り機内でカリフラワーをもらって食べた。
カリフラワーが原因か、嫁が下痢をもらすハプニングがありつつ、無事帰国。
日本についたらラグビー講習会に参加。なぜか女子大生が半分以上。プレーについて質問したくて手をあげてもまわりの女子大生のほうがさらに積極的のため質問は断念。
講習会はほどほどに切り上げ、ちょいちょいと筋トレしていると女性から声をかけられた。中学校のときの初恋の子だった。会うのは高校のとき地元の駅で会ったときぶり。
「き、今日どうしたの?」
「体育系の大学だったから今日はラグビー講習会に。久しぶりだね~」
どきどきして当たり障りのない話のみで終了。
彼女はしっかり老けた顔で、夢なのになんか夢のないリアルな感じだった。
その後、自称少年野球監督界のちょっとした重鎮クラスという胡散臭いおっさんとキャッチボールをする。
おしまい