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頭の中を鋭利な刃物で裂かれたような痛みが響き渡る…。
痛みの音?
色々な記憶を刺激する…。
昏睡状態の中、突然なにものかに起こされる。

そこは真っ暗な病室のなか。
ナースコールの電子音が遠くで聞こえる。

夜の病院はいつもより静かである。
家族の暖かさが抜けた空間となる。

夜中、数回目覚める…。
早くここから飛び出したい…。

また新しい一日が始まる。
「驚きと感動」を感じることのできない無機質な空間。
しかし…退院後の夢に向かって、情熱をもって取り組みたい。

入院してからはや5日目。
病院生活は非常に規則正しい。
6時起床~22時消灯。
6時に起こされても特にやることはない…。

体が自由に動かないせいか、
知らないうちに時間が恐ろしい速さで流れていく。
パソコンセッティングするだけで30分。
新聞を売店に買いに行くだけで30分。

世の中、凄いことになってるね…。
LIVEDOORピンチ
世の中の動きの情報は把握できても、
病院にいると全くもって実感わかず…関係のない世界に感じる。

By the way,
病状や入院生活の長さによって患者の態度のでかさが決まる。
一概にはいえないが、
入院生活と病状を掛け合わせて決まる年功序列みたいな雰囲気が漂っている。
私のような新参者は非常に肩身が狭い。
今回の病室もこうるさい親父に囲まれ、
厳しい雰囲気いっぱい。

私の入院している病室は4人部屋。
なぜかこの病棟は首より上の病気をもった患者が入院している。
私の(耳鼻科)と(脳)(神経)が混在している。
よって、(脳)(神経については、明らかに病状がひどい…。

昨夜も同室のオジサマが手術。
手術後、部屋に戻り意識が回復次第、部屋で大暴れ…。
かなりエキサイティングな一夜でした…。
こっちも体が動かない反面…かなりびびり気味。

そんな病室のなか、いつも思うのは看護婦の素晴らしさ。
本当に心から素敵な職業だと思う次第。

「本当にありがとう」