(L)サービスの確認及び起動方法、停止方法
動いているサービスの確認は、chkconfig --list | less で行います。
acpid 0:off 1:off 2:off 3:on 4:on 5:on 6:off
例えば、上記はランレベル3(キャラクタベース)の時と、ランレベル5(GUIベース)の時が on ということです。
chkconfig --level 5 acpid off とすれば立ち上げ時のサービスは停止
chkconfig --level 5 acpid on とすれば立ち上げ時のサービスは開始
ここでの on、off はあくまでもWindowsでいうサービスの「スタートアップの種類」が自動が手動かの設定であり、現在稼動しているサービスが停止する開始されるということではありません。
個人的には、WindowsになれているのでGUIベースの[デスクトップ]-[システム設定]-[サーバー設定]-[サービス]を起動して、自動、手動の変更や開始、停止を行うほうが楽です。
サーバー管理という面では、コマンドラインでの方法も習得します。
サービスの起動、停止は xined で制御されるものと、 inetd で制御されるもの?の2種類の制御があるようです。(※inetd で制御されるものという表現が間違っていればコメントいただければ幸いです)
<xinetdといわれるスーパーでモンで制御されるもの>
/etc/xinetd.d のディレクトリ配下に名前があるサービスであり、chkconfig --list | less で表示した際、「xinetd ベースのサービス」以下に表示されるものです。
例えば、 telnet を設定してみましょう。
telnet 192.168.1.X
Trying 192.168.1.X...
telnet: connect to address 192.168.1.X: Connection refused
telnet: Unable to connect to remote host: Connection refused
上記のように。インストール後は停止になっていますので拒否されます。
xinetd ベースのサービスを起動するには、/etc/xinetd.d/サービス名のファイルを開きます。
telnet の場合は、vi /etc/xinetd.d/telnet を開きます。
# default: on
# description: The telnet server serves telnet sessions; it uses \
# unencrypted username/password pairs for authentication.
service telnet
{
flags = REUSE
socket_type = stream
wait = no
user = root
server = /usr/sbin/in.telnetd
log_on_failure += USERID
disable = yes
}
上記の disable = yes を no にし保存します。そのままでは、telnetは使用できません。
その後、設定ファイルを再読み込みするために、 /etc/init.d/xinetd restart を実行します。
telnet 192.168.1.X
Trying 192.168.1.X...
Connected to 192.168.1.X (192.168.1.X).
Escape character is '^]'.
Fedora Core release 4 (Stentz)
Kernel 2.6.11-1.1369_FC4 on an i686
login:
今度はログインが表示されたはずです。
今後は、telnet よりも、セキュリティの優れた sshd を使用しますので、テスト後は逆の手順で停止しましょう。
<inetdといわれるスーパーでモンで制御されるもの?>
/etc/rc.d/inet.d/ のディレクトリ配下に名前があるサービス
例えば、 smb を設定してみましょう。
サーバーの起動
/etc/rc.d/init.d/smb start
サーバーの起動
/etc/rc.d/init.d/smb stop
サーバーの再起動(そのサービスの設定ファイルを書き換えた場合に使用)
/etc/rc.d/init.d/smb restart
smb は、2つのデーモンがセットですので、下記のように[OK]が2つ出るはずです。
smbd [OK]
nmbd [OK]
smb は構築する予定ですが、今はまだ、停止しておきましょう。