2023年10月29日に行われた
【Nashimoto X-treme Cup Autumn】
のレポート記事です。
Xシリーズ初の梨オフがやってまいりました。
前回の開催から約10ヶ月。その間に色んな出来事がありましたね。
ベイブレードバーストからベイブレードXへと移り変わったのはもちろんですが、5月のG1大感謝祭や、つい最近まで行われてきたG2エクストリームカップなど...。
徐々にコロナ前のような盛り上がりが戻ってきていると感じています。新たなブレーダーが参入してくる中、我々旧ブレーダー(笑)も負けるわけにはいきません。
今回の梨オフはG2を終えて一段落したところでの開催と思っていましたが、12月に東京でG1エクストリームカップの開催が発表されましたね。
今回はG1を見据え、現状課題の発見や新たな目標設定をするために参加された方もいたかと思います。
この日の演目は下記の通り
・オープントーナメント
・ライジングバトル
・アルティメットバトルロワイヤル
・Limitationトーナメント
・最強決定戦
ベイブレードXからはS1という、ユーザーが事務局からポイント景品を貰ってイベントを開催できるというシステムが導入されました。
梨オフも今回は開催する5つの演目全てにS1申請をしたため、このイベントに参加しただけで、参加者は最強決定戦を除く4演目分の2000Pを獲得することができます。
梨オフの基本的な理念はバーストのときと変わりません。普段熱心に取り組まれているブレーダーさんが集まる場ですので、日頃のG3大会では得られないものをたくさん得て帰ることができます。
僕自身毎度このオフ会での皆様のプレイスタイルを見て色々勉強させていただいています。
1.アルティメットバトルロワイヤル
Xシリーズ初めての梨オフはこの演目からのスタートです。大型大会を想定したこの演目では、予選を6次まで行い決勝トーナメント進出者を8名決めます。
バーストシリーズの大型大会(主にG1)では、1〜2次予選ではワイドスタジアムを使用した3人対戦、3次予選からスタンダードタイプを使用した2人対戦での1発勝負が基本でした。
Xシリーズからは1発勝負という概念がほぼ消え、4ポイント先取がデフォルトとなったため、今回は1次〜6次予選まですべて4ポイント先取で行いました。
予選は2段階構成になっており、参加者はまず第1エリアで3連勝する必要があります(これが1〜3次予選に該当します)。3連勝したブレーダーは第2エリアに進み、もう一度3連勝する必要があります(4〜6次予選に該当します)。一度4次予選に進んだブレーダーは4次予選以降で負けても再度4次予選からやり直すことが出来るので、いち早く第1エリアで3連勝して余裕をもった状態で第2エリアへと進めばその後が有利になります。
1次〜6次予選すべて4ポイント先取でのバトルとなると、予選を抜けるのに24ポイント獲得しなければいけないということになります。運要素が高いXシリーズにおいて24ポイント獲得しなければいけないというのはかなり鬼畜さを感じますが、バーストからプレイしているブレーダーは運営が与えるそういった鬼畜環境に、ある程度の免疫がついています(多分)。
第1エリアをいち早く抜けたのはG2大阪大会のファイナリストのムーDと爆転シリーズのG1チャンピオンのタツキさん。大型大会に似たアルティメットバトルロワイヤルには慣れているようです(?)。
ムーDは5次予選まで負け無しで進み、一番最初に最終予選(6次)へコマを進めました。
そして負けました。
こちらでも悲惨な負け方で倒れ込む方が一名。。。
こういうのもオフ会恒例ですね。
大型大会では負けたときにこれほど大げさに倒れたりはできませんが、こういった負けたときの悔しさがある分人は強くなっていきます。
そんなこんなで約100分間に及ぶ予選は終了し、決勝トーナメント進出者が決定しました。ここから先は3on3バトルとなります。
ベスト4からは久々にトルネードスタジアムを使ったノックダウンバトルを行ってみました。
Xシリーズになって、ベイバトルがスタジアムに設置されたギア(エクストリームライン)に依存してしまったため、過去シリーズのスタジアムの使用はどうするか考えていた時期はありましたが、エクストリームラインをどう利用して戦うかを考えるように、与えられた環境に合わせた戦い方を考える癖をつけるという意味では使ってみても良いのではと考えました。
もっとも、持久戦を嫌っている開発陣の思惑で持久型であっても引っ掛かりが多いXシリーズのベイ同士では弾き合って全く試合にならないわけですけど。
優勝 コータ
2位 ユウ党
3位 ナオヤ(ヤベイ)
4位 ユータ(バルス)
2.オープントーナメント
続いては、日頃のG3と同じトーナメント形式のバトル。4ブロックに分かれ予選を行い、各ブロック代表者計4名による決勝トーナメントを行います。
まだ始まって数ヶ月で登場している商品数も少ないですが、既に個々のプレイスタイルに個性が出始めていると感じます。
不確定要素の多いこのシリーズでは、準備したコマが自分の思い描いているコンセプト通りのバトルを全く出来ずに終わってしまうことも多々あります。
ですがこのオフ会に参加するプレイヤーの多くは、如何に運要素を取り除くか、如何に技量がぶつかり合う試合に持っていくかというところに注力しているので試合を見ていて物凄く勉強になります。
準決勝からは3on3バトルです。
最短2バトルで終わる3on3バトルですので、バースト時代の5Gと同様に、「準備したのに使わないコマ」が出る可能性があります。それを考慮した上でアタックコマと持久コマの配分や、それぞれのコマをどこに置くかを良く考える必要があります。5G慣れしてるプレイヤーは考えるのが上手ですね、ムーDを除き。
G2大阪で残念ながら4位になってしまったムーD。
それからというもの中々「4位の呪縛」から開放されず、最近では準決勝での敗北は当たり前になってしまっています。今回はギリギリ3位でした。
決勝戦ではアルティメットバトルロワイヤルで2位だったユウ党くんが今度こそ優勝をと頑張りますが、ブレーダーミヤさんの思いを乗せたくまさんを前に初手でエクストリームフィニッシュを喰らってしまい体制を立て直すことが出来ず敗退してしまいます。
優勝 くまさん@ブレーダーミヤ(T.B.R)
2位 ユウ党
3位 ムーD(わりベイ)
4位 オカザキ(バルス)
・・・後編へ続く