私は子どもの頃、緑色の野菜が嫌いでした
冬の鍋に入れられる「春菊」がとにかく嫌い。
なんで入れるん?
と、バクバク食べている母を横目にいつも思っていた。
だけど、大人になった今
全然食べれるむしろ好き
あぁ。自分も歳取ったんやなと
自分好みの味に
自分で作って食べるって大切やと思う。
だって、食べられない物を食べられるようにできるんやもん
春菊を軽く茹でて冷水に取り、水気をしぼる。
豚肉はしゃぶしゃぶ肉を茹でて粗熱をとる。
めんつゆ、梅干し、ごま油、ごまを混ぜて、春菊・豚肉と和える。
簡単で美味しい
梅干しでさっぱり
副菜のつもりで作ったおかずやのに、メインばりに取り合って食べた子ども達。しめしめまんまと食べとるわ
1番下の子は
「ほうれん草とお肉って、まだおかわりある?」と聞いてきた。
チッチッチ
これはほうれん草ではなく、春菊なんよな
「ごめん、もうおかわり無いねんすごいなぁっ今日のは春菊っていうやつやねん。苦い野菜やのにいっぱい食べれてんな〜!!今日はごめんなまた今度いっぱい作るわなぁ」
と言っといた
これで多分、「俺は春菊食べれるすごいやつっ!」と思いこませれた(はず)笑
梅干しのすっぱさで苦味消えるんかな?
それともごま油でコーティングされて、苦味が感じにくい?
よーく噛むともちろん春菊独特の味なんだけど、豚肉とよく合います
自分が子どものころ、基本的には出された物は食べていたし、私の母も「一口は食べて」という方針だったので、少しは食べていたけど、
ほうれん草なら「茎の部分1本」(笑)とか、
ブロッコリーなら極力小さくて細い1房(笑)、とか。
食べたくない物はたべたくない!と思って食べていました
でも、学校給食の時は残したり減らしたらする方が嫌だったので、配られた量は残さず減らさずに食べていました(好きな物はおかわりしたかったので)
それがいつの間にか、嫌いだな〜と思っていたのに食べられるようになったのは、
一人暮らしを経験して、自分で料理をするようになった
から
子どもの頃から料理は好きだったので、いつも母が料理しているところは見ていました。
たまにお手伝いで一緒に作らせてもらったりしていたけど、好きな物しか作っていなかったし、いざ一人暮らしで自炊となると、わからないこともたくさん出てきました
なので、料理本をみたり、テレビの料理番組観たり、ネットで調べたり、自分でいろいろやっているうちに、自分の好きな味や好きな調理法を見つけられるようになりました
まずいまずいと思っていたほうれん草も、おひたしにするなら醤油や調味料の種類を変えてみたり、和え物に合わせる食材を変えてみたり、
ブロッコリーならまず茹で加減から変えてみたら、自分好みの茹で加減がわかって、食べられるようになりました今はむしろ好き
自分でやってみてわかったことは、母の茹でたブロッコリーはふにゃふにゃだったということ
母は柔らかめが好きだったけど、私はふにゃふにゃより、ちょっとシャキッとしたくらいの方が好みだったみたい
味付けはもちろんのこと、素材の食感や見た目も、食欲や好みに関係してくるみたいです
実際に我が子も、しいたけが嫌いなんだけど、
鍋やスープに入ってる、やわやわしいたけは嫌いだけど、
チーズをかけてトースターで焼いてちょこっと醤油をかけたものならパクパク食べます
母と私のように、私が好きで作ったものでも、子どもは「ちょっと苦手」というし、私が「ちょっと失敗したな(苦手な味)」と思う物でも、意外と子どもにヒットすることもある。
何より夫が1番なんでも食べてくれるので、私は安心してご飯を作ることが出来るありがたや〜
まずは自分が美味しく無いと感じる物は出したくないので、なるべく工夫やひと手間を心掛けるようにしていますそれがもちろんめんどくさい時もあるんですけどね。。食育や自炊で食を知るって大切やな〜って思う
ただただ「嫌い」で終わりじゃなく、ちょっと変化をつけることは大切
ま、めんどくさいんですけどね笑(←めんどくさいこと嫌い)
よかったら豚肉と春菊、お試しあれ〜
カラフルでかわいい食器
テンション上がる