ドルコスト平均法→V字回復の魔力【SEハラピー長期投資日記】 | 学びの冒険者 原口直敏Side←L "The Logical Brain Monster"

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苦手な人も、得意な人も、必要に迫られちゃった人も、
学びについて語り合おうじゃありませんか!

 

感の良い人はこの図だけで理解しちゃったかもしれませんね。

これは株価が下降後、同じ速度で元の株価に戻った場合の

株価と資産評価額の推移を示したものです。

青が株価、赤が資産評価額ですね。

 

開始時に現金12万円を持っていて、

毎月1万円で株を購入していきます。

株は端数でも購入可能なモデルにしてます。

資産評価額は残りの現金と持ち株の時価の合計です。

 

株価の推移は当初10,000円で、ひと月毎に千円下落、

6ヶ月目に最低の4,000円になりますが、

その後ひと月毎に千円上昇。

12ヶ月目には、株価は10,000円に戻ります。

 

もう一度書きます。

 

12ヶ月目には、株価は10,000円に戻ります

 

そう。

戻っただけなんです。

戻っただけで最終的な資産総額は18万円を超えています。
12万円が18万円を越えちゃうんです。
戻っただけで!
 
さらに注目すべきは、下降と上昇の速度差でしょう。
 
資産評価額は6ヶ月目で最低になっており、
これは株価が最安値になった月と一致します。
また、その下落速度もゆるやかです。
当初、12万円を全額投資していたら、
最安値時には4万8千円に下がっていたはずですが、
ドルコスト平均法の場合10万円弱に踏みとどまっています。
 
しかし、回復速度は異常に早く、
最安値の次の次、8ヶ月目で元本価格を越えてますね。
 
このことから、ドルコスト平均法で資産運用している時に、
絶対にやってはいけないことがわかります。

 

それは、下落中のタイミングで売却または解約してしまうことです。

 
当然ですね。
 
ドルコスト平均法は、下落→回復のパターンで
もっとも利益を上げやすいのですから、
下落中の仕込みの段階で売ってしまったら
ただの仕込み損です。
 
それに、回復の早さも段違いなので、
世の中で「まだ戻らない」と言われていても、
ドルコスト平均法で投資した資産の評価額は
とっくに回復しているってのは良くあることです。
 
直線的に上昇を続けることがわかっているのであれば、
最初に全力買いする方が得ですし、
直線的に下がるのであれば、
ドルコスト平均法で買えば損失額は和らぎますが
損することに変わりはありません。
 
ドルコスト平均法の真骨頂は下がって→上がるパターンです。
 
因みに、上がって→下がるだと損します。
中間の高い時にわざわざ買っているのですから。
 
要は、評価額がどんどん下がり、パフォーマンスが悪く見える時には、
絶対に手放すなってことです。
これ、意識しないでやっている人が多いかも知れませんが
理屈の上でも実践でも損するパターンです。
 
 

投資は自己責任。
リスク管理を徹底して投資を楽しみましょう。

 

 

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