学び方には3種類のプロセスがある | 学びの冒険者 原口直敏Side←L "The Logical Brain Monster"

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学ぶための方法や時間活用術、戦略、Tips、実績等々。
苦手な人も、得意な人も、必要に迫られちゃった人も、
学びについて語り合おうじゃありませんか!

学び方には3種類のプロセスがあることを
御存じでしょうか?

1.知識を得る
2.理由を探る
3.実践/トレーニングをする

基本的にはこの3種類のプロセスが存在します。
例えば、学ぶための読書をする場合、
速読で対応できるのは「1.知識を得る」場合だけです。
「2.理由を探る」や「3.実践/トレーニングをする」を
やりながら読書をすると、かなり時間ががかります。

そして、僕の言う学ぶということの定義は、
これら3種類のプロセスを総動員して
真に自分のモノにすることを指します。

実際には学ぶ対象や、それらに対するスタンスによって、
どの項目に重点を置くかは変わってきます。
なので、それぞれの特徴をこれから述べていきましょう。


■「1.知識を得る」学びの特性
これは単純に知識を得たい場合に最も効果的な方法です。
一応その分野のことはそこそこ分かっていたり、
知らない分野だったとしても広い視野を持つために
広く浅い知識が欲しい時に有効。

逆にこの方法の欠点は、そこで得た知識の
背後にあるつながりが分からないため、
応用が利かず実践も出来ないことです。

逆に言えば、自分の専門分野に対する刺激として
他の分野の知識を知りたいのであればこれで充分です。


■「2.理由を探る」学びの特性
これは、知識の背後にあるつながりを発見し、
それらを縦横無尽に応用する力を
きちんとつけたい時に有効です。

テキストに書いてあることを暗記しようとはしない。

「なぜ、そうなのか?」

これを自分なりに考える訳です。
この答え或いは答えらしきものが存在することもあるし、
存在しないこともあります。
仮に存在しない場合でも、自分の中の理論体系として、
自分の中での理由は持ち続けるのです。

そうすると、知識が全てつながり、
忘れにくく、知らないことまで推測できるようになります。

欠点は、時に異常に時間がかかることです。
一時間、数日、たった一つの事を調べまくって、
考えまくってやっと納得ということも少なくありません。

ですが、それだけのコストをかけるだけの
効果は実際あります。


■「
3.実践/トレーニングをする」学びの特性
これは、文字通り実践です。
分かった、分かっていないにかかわらず、
実際にやってみると言うことです。

睡眠が健康に与える影響がどれほどかを
一生懸命勉強するより、
実際に実験した方が100倍良く分かる部分があります。

簿記の理論を理屈で極めようとするより、
実際に書いてみた方がその体系を体で理解できます。

そして、その体験を通した後に同じ知識を見た時、
より深く理解できるわけです。

欠点は、やはりある程度時間がかかること。
でも、この時間を無駄だと感じた事は
今まで一度もありません。


あなたも、この3種類のプロセスを
是非活用して見て下さい。



学びの冒険者 原口直敏