「自分で登記をする会」ってご存知でしょうか?
ここで言う登記とは不動産登記のことです。
人として生まれたからには、人生の中で何度かは
不動産登記に関わることがあるでしょう。
僕もつい最近相続登記をしました。
正確に言うと相続を登記原因とする所有権移転登記です。
事情により相続登記は自分でしたのでですが、
このあたりの情報って異常に少ないのです。
本当にビックリしました。
でも、そんな中にも良い本は当然あります。
- 自分でできる相続登記/自由国民社
- ¥1,680
- Amazon.co.jp
それほど特殊ではない相続登記を自分でするなら
本書だけで充分でしょう。
最初の方に「相続登記難易度チェックシート」と言うのがあって、
このチェックシートを使えばこの本が自分に役立つかが分かると思います。
まあ、本書については別の機会に詳しく書きます。
結局、相続登記については、初めての申請で一発合格!
書類に不備があって訂正することを補正と言うのですが、
その補正は一つもありませんでした。
登記官も驚いて「普通は何回か来てやっと通るんですけど・・・」と言ってましたね。
そんな大変な事だと知っていたら、自分でやらなかったかも・・・。(汗
で・・・
実は、僕の場合登記はこれで終わりではないのです。
・抵当権抹消登記
・抵当権設定登記
これからこれらの登記をしなければなりません。
相続登記に比べ、解説などの情報量がガクンと落ちます。
特に抵当権設定登記なんかは色々とな事情が絡んでくるので、
参考に出来る情報が少ない上に難易度が高めだったりします。
学びの冒険者としては、何とかこのネタ(?)モノにしたい。
新しいミッションです。
【ミッション1】
抵当権抹消/設定関係の詳しい情報を入手せよ
まあ、こういう情報、正確に言うと無い訳じゃないです。
あるにはありますが、求めているのはエクセレントな情報です。
で、藁にもすがるつもりで今まで気になっていた本を購入しました。
Amazonの登記部門でランキング1位なんですが、
流通経路が普通の本と異なるためリアル書店にはまず置いていない謎の本。
それがこれです。
- 自分で登記をする会 司法書士や土地家屋調査士に依頼せずに二十歳の女子大生が自分で登記をして40.../登記研究会
- ¥1,890
- Amazon.co.jp
僕は通常、こういう本はリアル書店でチェックをして購入するのですが、
そういう確認の術がない。
唯一、内容をチェックできるのはここです。
▼自分で登記をする会書籍版紹介ページ
http://www.jibundetouki.com/lp/lp-hon001.html
ただ、一番悩んでいた部分、
抵当権設定登記においての金融機関との交渉方法についても
この本に書いてあるようなのです。
#抵当権設定登記は、金融機関が素人にさせるのを嫌がる代表格の一つ
#これについては、別の機会に詳しく書きます。
購入したらビンゴで僕にとってはとても参考になりました。
不動産登記について、ストーリー仕立てて書いてあるため、
絶対的な情報【量】その分減っています。
そのため、この本だけで不動産登記が出来るかどうかはちょっと疑問です。
しかし、他の不動産登記の本には書かれていないことが書かれている。
つまり、書かれている情報の【質】が違うんですよね。
そして面白い。
この本のさらにすごいところは、ノウハウがある方が企画・監修に徹していて
イラストをプロに任せるのは良くあるにしても、
文章もプロのライトノベル作家にまかせているところです。
その道のプロが内容を考えて、それをライトノベルのプロがストーリーにする。
それが成功していると思います。
読んでいて楽しいですから、
不動産登記にちょっと興味がある程度の人にも勧めることが出来ます。
そういう読み方が出来るのは重要。
いざとなったら、勉強する時間なんて限られちゃうんですから!
で、実はこの本を読んだ後のサポートもここでしています。
▼自分で登記.com
http://www.jibundetouki.com/
講習会とか登記の教科書も有料で提供されているので、
ここを使えば、あらゆる不動産登記についてなんとかなるんじゃないでしょうか。
「結局、そこで利益誘導なの?」
って言う人もいるかもしれませんが、そんな無茶な価格設定はされていません。
費用対効果が良くわからない自己啓発セミナーなどとは違い、
自分で登記をした場合の効果は比較的容易に金額換算出来るはずです。
コストも料金として提示されています。
そこは計算して納得の上で利用されると良いと思います。
それと重要な事を一つ。
地震や津波、液状化、地滑りなどで被災された方へ
無償で登記の教科書を送る取り組みをしています。
周りで、悩んでいる人がいらっしゃったら、教えてあげて下さい。
原口直敏