水平線は、相場分析における一つの重要な基準です。この線をチャート上に引くことで、まるで無法地帯の道路に白線を引くように、秩序を与えることができます。つまり、水平線はチャートに「基準点」を設ける役割を果たし、それをもとに相場環境を客観的に分析できるようになるのです。
たとえば、以下のような相場の状態を判断する際にも、水平線は非常に有効です。
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レンジ相場:一定の狭い価格帯の中を、上下に行ったり来たりしている状態。
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トレンド相場:価格が高値・安値を切り上げながら上昇、あるいは高値・安値を切り下げながら下降していく、一方向の流れが明確な状態。
※「上昇トレンド」=高値更新・安値切り上げ、「下降トレンド」=安値更新・高値切り下げ。 -
トレンド転換:それまでの流れが止まり、新たな方向に相場が動き出す転換点。
このように、水平線を活用することで、「今の相場がどの状態にあるのか」を判断しやすくなります。感覚ではなく、視覚的な基準に基づいた分析が可能になるのです。
そして、チャートの大まかな流れをつかんだら、次のステップは、オシレーター系指標・移動平均線・ボリンジャーバンド(Bバンド)などのテクニカルツールを活用し、エントリーのタイミングを精密に見極めることです。
まずは、現在の相場が「どのフェーズにあるのか(レンジ・トレンド・転換)」を正確に分析することが先決です。その上で、その相場状況に適したテクニカルツールを選び、具体的なタイミングを判断してエントリーする。これが、模範的でロジカルなトレード手順です。