小沢一郎元代表の無罪判決 | ユビキタス時代は未知への突破口?・・・

小沢一郎元代表の無罪判決

〈小沢一郎元代表の無罪判決は民主主義精神の歴史的勝利だ。これは新たな闘いの「はじまり」である。検事による偽造報告書に対する第3者による検証、検察審査会制度の透明化、メディア報道の自己批判、政権交代の立役者を守ることをしなかった党の執行部の深い反省などなどを実現しなければならない。〉

〈小沢一郎元代表無罪で政治は一挙に流動化していく。政権交代の理念と政策を基準に2年半を真剣に、深刻に総括しなければならない。誰が新しい日本を創造し ようとしたのか。誰がそれを阻んできたのか。09年の熱気はこの国を変えたいという国民の強い意志であった。あの熱気をもういちど実現しよう。〉

〈小沢一郎さんに聞いたことがある。「マスコミ報道は目にするんですか」。「いや、見ないね。不愉快になるだけだから」。3年にわたり偏見と政治的思惑に基 づき、一方向で続けられてきた報道はいかに自己検証を行うのか。多くの国民が印象操作に影響されてきた。メディアも深刻な課題を突きつけられた。〉

〈小沢無罪報道の一般的特徴は、東京地検による捏造をふくむ意図的「捜査報告書」についてほとんど触れないことだ。ラーゲリ証言では最後に残る人間的感情は 憎しみだという。この日本でも「理性なき合理化」(エルンスト・ブロッホ)が横行している。それに影響される言辞には哀しみを覚えるだけである。〉