早朝、
薄暗く誰も入ってない海に入る。
俺とアフロの貸し切り状態だ。
入ってすぐにいい波を乗り、
二人共ハイテンションで
ウヒャウヒャ言いながら波を取りあっていた。
気づいたらセット間隔が長くなり、
プカプカ浮いてるとアフロが
「やっぱ ボラが跳ねないとセットがこねーなぁ」
なんて言ってる。
こいつもアホだ。
俺もニヤニヤしながら手をたたいて
「ボラ様跳ねてくれ!」
なんて言ってみた。
…
パシャ!
ほんとに跳ねた…
目を見合わせる。
沖を真剣にみつめる二人。
「は、入った!!」
「セット来るぞ!!」
「ボラセットじゃー!!」
安易な名前を付けられた
セットの波を乗り終えて二人で大笑い。
「ボラ!ありがとー!」
迷信なんてのも、こんなもんかもしれない。
ただ二人はこれからも
ボラ様を信じていくだろう。
