昔、シーカヤックっていう海のカヌーで
島に渡る旅をしていた。
海図持って、キャンプ道具積んでの一人旅。
最初は仲間達とワイワイやってるのが楽しくて
大勢で行っていたが、
だんだんと自分の力を試したくなり、
一人で漕ぎ出すようになった。
少しビビリながら、ワクワクしながら
島に向かって漕いで行く。
飛魚の群れが真横を飛んでいったり、
イルカが跳ねたり、
巨大クラゲが浮かんでいたり、
その瞬間が心に刻まれる感覚。
風景になれてくると海の真中で
大声で歌ったり、釣りをしてみたりもした。
後ろを振り返ると、出発した陸が山々が見える。
「日本って島国なんだなぁ」
とアホなこと言って感慨にひたってた。
島に近づくと海底も見えるようになり海底観察や
侵食された洞窟にギリギリまで入ってみる。
そうやって島の周りを探検して、上陸できる砂浜を探す。
上陸してからは一人しか居ないビーチで泳いで、
凍らせていたビールを飲むと最高の気分で横たわる。
テントを張る場所を探し、
流木を集めて火をおこし飯の用意し
少しぬるくなったビールを飲みながらラジオを聞く。
夜になると見えるのは漁船の光と星の光だけ、
寂しくなるのでさっさとテントに入る。
朝日と共に起き、また次の島へ漕ぎ出す。
あ~思い出した冒険心。旅したい。