1年過ぎるのは、本当に本当に早い。
去年、2月15日
おばあちゃんが亡くなって
明日で1年にる。
去年の2月14日は
雪がたくさん降ってて
友達とチョコつくって
終わってから
雪だるまを作ったの。
最初は2人で
作って
ふすま開けて
ベッドたてて
おばぁちゃんに見せたんだ。
もういつからみなくなったか
思い出せないぐらい
久しぶりにおばぁちゃんの笑顔が見られて
本当に
本当に
嬉しかったんだ。
嬉しすぎて
また外で一人で夜中に
たくさんゆきだるま作って
またおばあちゃんに見せたら
涙流して笑ってくれた。
私も一緒にベッドに横になって
ずーっとずーっと
眺めてた。
涙が止まらなかった。
なんだか
もう終わってしまうのが
分かっていたかのようだった。
ただ嬉しくてさみしくて
あんなけ介護しんどかったのに
嫌いになったりしたのに
そのときばかりは
時間がとまってほしいとばかり思った。
おばあちゃんの隣はあったかくて
懐かしくて
大学4年になっても
ずっとずっと背中にもたれたり
抱きついたりしてたから
なんだかすっごくほっとした。
ぐっすり眠れた1日だった。
私もおばあちゃんも。
すごく静かな夜だった。
朝、おばあちゃんは
笑ってなかった。
言葉もなく
ただ静かだった。
もう時間がないのはわかってた。
毎日来てくれる看護師さんと話して
確信した。
バイト先へ用事があった私は
おばあちゃんまっててね、
すぐかえってくるから。
といって、急いでバイト先に行った。
ただ静かな、
だけどあわただしい、
なんともいえない日だった。
もうその時には
水も飲めなかった。
唾も。
何も。
家へ帰ると
おばあちゃんはぼーっとしてた。
ただいまってゆって帰ってきた私を確認した。
お父さんが私と交代で出かけて
お母さんがリビングへ移動して
私は2人に変わり
おばあちゃんといた。
ただいま。
またいって
そっと顔を触った。
その時
ふっと息が漏れた。
止まった。
妙に落ち着いてた。
自分の中でも終わった。
そう感じたのかもしれない。
呼吸、脈確認して
携帯のライトで瞳孔確認して
すべてに反応がなかった。
お母さんに先生へ連絡してもらって
出たばかりのお父さんへ連絡して
私が家に帰ってきて
10分もしない間だった。
待っててくれて
ありがとう。
笑顔を見せてくれて
ありがとう。
大好きだよ、おばぁちゃん。
先生が来て
確認。
判定。
死亡が確定した。
よく頑張った。
家で見守られて
終えられたことは
素晴らしい。
本当にそうだ。
看護師さんたちが手際よく
送り出しの準備をしてくれるのを
私も手伝った。
化粧も私がした。
そういえば
眉毛はいっつも私がしてたなー
おじいちゃんのときも。
綺麗になったおばあちゃんをみて
なんだか不思議な気持ちだった。
おじいちゃん、おばあちゃん
これで二人見送った。
どちらもやりきった。
看護師さんに
よくやったかなんか
ゆわれてたので
号泣したのを覚えている。
一番良くみていてくれたから。
相談にものってくれたから。
お母さんでてったときも
毎日助けてくれて
本当に信頼してた人にゆわれて
ほっとしたのかな。
なんだかうろ覚えだけど
嬉しかったような気がする。
ばぁばには
いままでの
恩返しできたかなぁ。
今思っても
本当にじぃじばぁばっこだったから。
今は部屋が汚いよ、ばぁば。
ストーブ前で寝ても
誰も布団掛けてくれないよ。
のぞいてもくれないよ。
ミカンの皮もむいてくれない。
服も自分でかけなきゃいけない。
さみしいなって思ったときにいない。
甘えただし
甘やかされてたし
今なるみさん大変だよ。
今のなるみさんをみたら
きっとばぁば褒めてくれるだろうな。
びっくりすると思う。
だって
脱いだ服自分でかけるんだもん。
あたりまえだけど、
いつもばぁばが預るのが
習慣になってたから
きっとおどろくだろうな。
味噌汁全部飲んだだけで
めずらしい!って
褒めてくれてたぐらいだから。
あぁ、懐かし。
もう1年。
早1年。
なるみさん、ちょっぴり成長したよ。
みてくれてるかな?
ありがとうね、ばぁば。


