松村涼哉さんの
『犯人は僕だけが知っている』

クラスの中で1人行方不明の生徒が現れました。
ただ、彼女はもともと
クラス内で浮いた存在でもあったことから
そこまで問題視されませんでした。

ですがその後2人、3人と生徒が消えたことで
いよいよクラスがざわつき始めます。
クラスメイトの心配というよりも
事件性が高まってきたことによる興奮によって
熱気が高まる教室
主人公はそんな日常に嫌気が差していました。

その矢先に
4人目の生徒が遺体で発見されました。
犯人は誰?消えた3人との関係は?
3人はまだ生きているのか?
この事件はSNSにも取り上げられ
いよいよ事態は混乱に陥いります。

その様は終始、混沌としていました。

「犯人は僕だけが知っている」
ほんとうに、このタイトル通りの作品でした。
中盤までは主人公視点で描かれているのですが
文章構成も展開も、比較的テンポが良く
とても読み進めやすかったと感じます。

虐待経験やヤングケアラー、生活保護受給や
捏造による誹謗中傷・ストーカー被害など
主人公と失踪者たちを取り巻く事情は壮絶を極めていて
救われない部分も多くあるのですが
それでもこの作品の中で交わった4人は出会いを通じて
これからどう生きていくか、という光を
少なからず見つける事が出来たのでは無いかと思います。
それが救いだったかなと。
排除型社会についても、この作品では多く触れられていて
それもまた面白といいますか
事の本質に触れられていて勉強になりました。
読んでいると
他者とは本質的に分かり合えるはずがないと
少し心が冷えていく感覚が途中ありましたが
読む価値のある作品だなと思いました。


ブログを止めている間に

アバンティーズがついに活動休止を発表したり

私生活面では

さまざまな経験をさせてもらったり

何かと変化のあった夏でした。

1人でも苦じゃないですが、誰かと過ごしたり

色々な人と関わるのはやっぱり楽しいし

世界が広がるなと思えました。


夏休みがもうすぐ終わりますが

就活もゼミも、なんとか乗り切っていきます。


ここまで読んでいただきありがとうございました〜