
百瀬、こっちを向いて。
あらすじ
『百瀬、こっちを向いて。』
人間レベル2の主人公が、先輩に頼まれ、容姿端麗な美少女の恋人として振る舞うことになります。恋人として振る舞っている時以外は、全く可愛げのない百瀬、それでも先輩のためにバレる訳にはいかないと悪戦苦闘する主人公。それぞれの理由が明かされる時、主人公はもちろんですが先輩、そして美少女、この件に関わる彼等に抱いた感情はとても切ないものでした。
『なみうちぎわ』
溺れていた生徒を助けるために飛び込んだ
高校1年生の記憶を最後に、主人公は5年間眠りについていました。その間ずっとお見舞いに通ってくれた生徒と主人公は、かつて塾の先生と生徒の関係だったはずが、今では逆の立場になっていました。時の流れに伴い歳を重ねた2人は、今でもあの時のまま止まっている、その訳がとても衝撃でした。
『キャベツ畑に彼の声』
若く生徒からの人気も高い先生は主人公にとって、ただ遠くから眺めているだけの存在でした。そこから一転、ある夏の日をきっかけに先生の別の顔を知り交流を持つことになります。
先生と生徒、この手の作品ははじめて読みましたが、思っていた以上に表面的な物語はあっさりしていました。その分、主人公の気持ちを思うといたたまれないですが…笑
『小梅が通る』
元女優の血を受け継ぎ容姿端麗な主人公は、いつどこにいても人に注目される人生を送っていました。それが怖くて始めたブスメイクを纏い、地味に目立たないよう、教室の隅で過ごしていたある日、クラスの男子に偶然素顔を知られてしまいます。「あれは妹だ」と嘘をついたことから始まった2人の交流は、主人公の心もその男の子の心も変えていくものになりました。
グッときたポイント
『恋愛の持つ切なさすべてが込められた、
みずみずしい恋愛小説集』
という紹介文の通り
悲しい過去を経験した登場人物たちが
自分の抱いた気持ちに気付く
4つの淡く切ない物語です。
個人的には「小梅が通る」が1番好きでした!
こんな人におすすめ
こてこての恋愛小説が好きじゃなかったり
大逆転、サクセスストーリー、のような
劇的な展開を好まない方におすすめです。
各話ミステリーチックな要素があるので
そういうのが好きな方にもおすすめです〜

