気付けば5月も終わりに……
この流れで某ウイルスも収束に向かうことを願って。

今回ご紹介しますのは
湊かなえさん『少女』

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転校生が語った親友の死をきっかけに
主人公ふたりは
死の現場を見たい、死と向き合いたいと
思うようになり、夏休みにそれぞれ
難病を抱える子供のいる小児科病棟と
老人ホームにボランティアに行きます。

2人はその間ほとんど連絡を取りませんが
徐々に重なってくる事実があるので
さくさく読めます。


主人公の由紀と敦子は
小さい頃から共に過ごし、中学まで
剣道を続けていました。
現在は同じ高校に通う高校2年生です。
由紀は左手を怪我し、握力が低下した事から
敦子は日本一の強さを持っていたものの
全国大会で捻挫をしたことから
剣道を辞めました。
ですがお互い、怪我以外でやめた理由を
きっちりと話してこなかったことから
違和感を抱いています。

そういった事情も、それぞれの夏休みも
2人の視点から交互に描かれています。
最初はどっちがどっちか分かりにくいですが
よくよく見ると一人称や✳︎(アスタリスク)など
細やかな違いが施されています。

伏線も全て回収されるので
すっきりかと思いきや、そうでもないのも
この本の面白さだと思います。


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ちょうど1週間前、でしょうか
プロレスラーの木村花さんが亡くなりました。
報道を見るまで存じ上げていなかったのですが
えいちゃんと同じ22歳の方でした。
ご冥福をお祈りいたします。



リセット、退場、罰、幸福、解放……
死とはなんなのか。

今回ご紹介した『少女』に、この問いが出てきます。
正解は分かりませんでしたが
答えは1つじゃないのだと思いました。


ここまで読んでいただき
ありがとうございましたm(_ _)m