ダブル・エンジェル
夏休み前のある日。
帰り道に事故に遭遇した。
アオイ「オィ!あれうちの生徒じゃないのか?」
郁美「え?」
道でぐったりしている子が着用してるのは間違いなくうちの制服だった。
ミア「ミア助けてくる!!」
アオイ「だーめだっ!!だめだめっ!!」
郁美(そうだそうだ!)
ミア「やだーーっ!」
めずらしくミアはアオイの手を振り払って道路のほうへ行った。
アオイ「あっ!!」
郁美「あーあー」
すると、ちょうど救急車が到着し、残念ながらミアの出番はなし。
ミア「~~~」
「あ、友達の方ですか?とりあえず付き添いお願いします」
ミア「っ!はいはい!!はいっ!付き添います!!」
吹雪「ミア・・・・」
アオイ「ちょ!ミア乗ってったぞ!!」
郁美「えぇっ?!」
アオイ「追いかけろーっ!!」
人気のないところに入ってワープした。
アオイ「ミアはここに来るはず」
その時ちょうど来た。
郁美「診察室の前に来るはずだよ」
***
診察室の前にはやっぱりミアが居た。
だけど、誰かと喋っている。
アオイ「ミアッ!!」
ミア「あ、アオイちゃん」
郁美「もう!勝手に救急車乗り込んでっちゃうから!!」
横に居たのは知らないおじさん。
郁美「ミア、この人は?」
ミア「なんか、プロデ・・・プロヅュー・・・あれ・・・プロ」
「プロデューサーです、今、診察室に居る夏木由香の」
郁美(そういえば、7組の夏木さんて確かテレビに・・・)
ミア「ミア、この人の言ってる事よくわからない・・・」
郁美「あの、アタシこいつの同居人ですが、どういったご用件で?」
「えーと、来週収録の番組のレポーターが夏木だったんですけど・・・どうも出れそうになくて・・・そして困ってた所に、こんな可愛い子が居たものですから、よければ出てくれないかと・・・かわりも見つかりそうにないので・・・・」
ミア「どういう事?」
郁美「テレビに出ないかってお誘いよ」
ふと思ったが、何の番組だろうか・・・・
郁美「ちなみに、何の番組ですか?」
「えーと、言いづらいのですが、心霊レポート番組です、隣町にある、廃墟です。」
アオイ「何ッ?!それは本当ですか!!」
「もしかして、アナタこういうの好きなんですか?でしたらアナタもぜひ」
アオイ「あ、ここにいる4人連れてならOKです」
「4人・・・・まぁ、ぎりぎりOKですね、人数があんまり多いと怖さが減りますし」
郁美「ちょと!!」
郁美はアオイを連れて少し話した
アオイ「隣町の廃墟は悪霊がうろついてて、前から気にはなってたんだ、けど、立ち入り禁止でな。」
郁美「知らっないわよっ!!アタシは!!行くなら、3人で行きなさいよっ!!!」
アオイ「バッカ!お前が霊媒師になるために行くんだろうがっ!!」
郁美「それならそんな危険な所行かなくてもいいでしょが!!しかもテレビなんてやだからね!!」
アオイ「それならまかしとけ!」
郁美「まかせらんない!!」
すると、
スッと竹製のほうきが首の前に入った。
吹雪「郁美、お前の為・・・・・・行こう」
郁美「・・・・・・・・ぅん」
吹雪が来てから・・・・・アオイの思い通りに動くアタシ・・・・。
****
当日
そこは本当に不気味な所だった。
ミア「わー、たくさん居る~~」
ミアは空を見て言った。
レポーター「そうですね、心霊番組にしては大人数での撮影ですよね」
レポーターは勘違いをして話を進める。
ミア「う~ん~」
郁美(ミアと話かみ合ってないしー)
アオイ「やっぱすごい所だなー、よし、郁美、封絶張れ!!」
郁美「は?これから撮影なんでしょ?!」
アオイ「アタシははじめから撮影なんてやる気はないんだよっ!封絶張って、とっとと、序霊して帰るの」
郁美(なんてやつだ・・・)
と考えながらも封絶を張った。
ぴたっと自分達意外の者は止まる。
アオイ「よしっ!」
ミア「それじゃあ中に入ろう~!」
手をぐるんぐるん回しながら廃墟へ入っていくミア
中に入ると予想以上に不気味な所だった。
郁美(わざわざ夜に来なくても・・・・まぁ、番組だし、仕方ないか・・・)
その時
___ガタンッ!!!!____
郁美「ひぇ!何?!何?!」
アオイ「有名なだけあるな、気にせず、進もう」
郁美「ほっといていいの?除霊しに来たんでしょ?」
アオイ「違うっ!噂では屋上にものすごいのが居るんだよ、それが目当て!ホラ!行くぞ!!」
***
そして屋上へ続く階段の前に来た所で、アオイは・・・
アオイ「よし、ここからは郁美、一人で行け!」
郁美「は!!なんで?!なんでよっ!!」
アオイ「一人で行って、除霊してこい!」
郁美「無理だからっ!!だってここって、町で一番有名な」
___ガシャーーンッ!!____
うだうだ言ってるうちに屋上から物音がした。
アオイ「じゃあアタシは下で待ってるから」
そう言ってアオイは手を合わせ、封絶を張り、アオイの体が消えかけていった。
アタシはあわててその手をにぎる。
郁美「無理無理!!今度こそのっとられちゃうよ!!」
アオイ「そんな弱気で行ったら本当にのっとられるぞ。強気で行け、お前には普通の人間と違って、可能性があるんだ、大丈夫」
郁美「そんな事言ったって・・・」
あっという間にアオイは消えて、一人になった。
__どうしよう・・・・今さら下に戻れないし・・・・・・・ここは・・・・いちかばちか、強気で行ってみるしか・・・___
郁美は深く深呼吸をした。
キッと目つきを変えて階段を登った。
下では・・・・
ミア「おぉー、やっぱり、郁美ちゃんは分かってないみたいだけど、意識すれば鬼眼が出るんだー」
アオイ「よし、郁美はヤル気が出たみたいだな」
郁美を監視していた。
吹雪「けど、屋上にいるヤツって・・・アオイはどの程度のものか知ってて郁美に行かせたの?」
アオイ「・・・・うん」
吹雪「いつ調べた・・・・?」
アオイ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・イイエ・・・本当は調べてません」
ミア「え!?いいの?」
アオイ「たぶん・・・・」
その時、画面を見るなり、郁美は屋上についたようだ。
***
郁美(この屋上に現れるはず・・・。)
すると、
郁美「っ!」
郁美の目には、すぐ近くの倉庫の中に何か見えた。
郁美はズンズンと近づいていく。
___ガタンッ____
中から黒い影が出てきた。
吹雪「いいの?アオイ」
アオイ「・・・・よし!屋上へ行こうー!」
棒読み。
郁美「アナタは誰?」