流れ星と共に  | 夜空にいる

流れ星と共に 


当日。


____ピピピピッ_____



亜美「は・・・・8時だ・・・・」



気合を入れて髪をアイロンして、服も昨日買ったものを着た。


亜美「よしっ!完璧っ!・・・・ぁ!」


忘れてた。美優に言われて買ったグロス。


亜美(アタシ・・・・化粧ってした事ないんだよね~)


そう思いながらグロスを塗った。


亜美「よしっ!今度こそっ!」


美優と加奈との約束の場所に向った。


西校は家のすぐ近くで、文化祭の音が少し聞こえた。


美優「亜美!!遅いからっ!」


亜美「ははは、グロスが上手くぬれなくて~」


加奈「亜美髪巻いたらカワイイ!!」


美優「うん!絶対今日くっつくな!」


亜美「できるといいけどな~・・・」



晴れた空は風がなく、髪が乱れる心配はなかった。



加奈「亜美、タケちゃんとはどこで約束してるの?」


亜美「えーと、校舎の中だったと思う」


美優「じゃ早く行きなよ!」


亜美「うん!じゃあ後でね!」



__たしか、校舎の入り口だったと思うんだけどな~__


下駄箱が並ぶひと気のない所で亜美は待っていた。


亜美(ん~、まだかな~)



__ドンッ___



「いってぇなぁ~」


西校の人とぶつかった。


亜美「ごめんなさいっ・・・」



「お!一人?お前中学生だろ?案内してやるから、一緒に回らね?」


亜美「高1です!!人待ってるから無理です」


「マヂ?オレら2年なんだけど、男ばっかでムサくるしいんだよ、行こうぜ?待ってるったってどうせ1年だろ?」


亜美「無理・・・無理ですっ」


「いいじゃん!」



右手を引っ張られた


__知らなかった、こんなの、断ればすむものだって思ってたのに・・・こんなにしつこいなんて___



武人「亜美ちゃ・・・」



光「先輩っ!!」



光の声に武人は近くにサッと隠れた。



手が止まり、アタシもビックリした。


「あ?なんだよ光」


光「そいつかんべんしてやってください」


亜美「・・・ひかるっ」


「なんだ、光の連れかよっ、お前女居たのかよ~、つまんねー」


そう言って2年の先輩達は居なくなった。


亜美「・・・ビッ・・・くりしたぁ~・・・」


光「何からまれてんの?どうせタケ待ってたんだろ?」


亜美「うん、タケちゃん遅い・・・・」


光「っ!調子乗ってグロスなんか塗ってっからからまれるんだよ」


亜美「だって・・・・・・ちょっと気合入れてもいいじゃん!」


光「ダーメだね!パンダには化粧なんか似合わねーんだよっ!」


亜美「・・・・ひどっ」


光「んな髪巻くなよっ、どうせ男の気引くのが目当てだろーに」


亜美「そうだよっ・・・・だって、タケちゃんに誘われたんだもん・・・・少しでもキレイにしてきたいじゃん・・・・」


武人「!」


光「んな・・・・・色気使わなくていいんだよっ」


亜美「なんでそんな前面否定すんのよ!光は昔から全然変わってない・・・・ヒドイ事しか言ってくれないじゃん・・・」


下を向いて泣き崩れる亜美に光は顔を近づけた。


武人「・・・っ!亜美ちゃーん!」


亜美はバッと顔を上げる。


光もバッと立ち上がった。


亜美「タケちゃん」


武人「ごめん、かなり遅れたね」