流れ星と共に  | 夜空にいる

流れ星と共に 


亜美「お姉・・・・・ちゃん?」


清香「・・・・はぁっ・・・はぁっ・・・」



__部屋の中はぐちゃぐちゃになってる__



割れた花瓶で清香の手首は切れていた。



__ポタッ__ポタッ___


床に赤い雫が落ちているのを見てアタシは目を丸くした。


亜美「っ~っ!お姉ちゃんっ!!」


清香「い”やああぁぁぁっ!!触らないでっ!!」


清香は亜美から逃げるように部屋を出た


亜美はそれを追いかけた


亜美「ダメッ!!いけないっ!!どこ行くのっ!!」


清香「っ!!うるさいっ!うるさいっ!!」


__ガンッ__ドッガンッ__



勢いよく清香につき飛ばされてアタシは階段から落ちた



清香「・・・・・亜美?・・・ねぇ、亜美?亜美っ!!」


動かない亜美を見て、我に返った清香。


額を打ったのか、血が流れていた。


こんどは混乱状態になった。



手の痛みなど忘れて、


階段には清香の血がベットリついている。


清香「亜美っ!!亜美っ!亜美ィィッ!!」


亜美の顔にも血が・・・・・











亜美(んっ・・・・・)



目が覚めると、リビングの白い天井が見えた。



亜美(あれっ・・・・)


起きて自分の姿を見てビックリした



白いワンピースに赤茶色の染みがたくさんついている。


亜美「・・・血?」


廊下にもその模様は続き、階段の壁はまだ乾いてない血がたくさんついていた。


それを見て思い出した。


あぁ、たしかアタシは手首を切ったお姉ちゃんを追いかけて、それで階段から落ちて・・・



亜美「痛っ・・・・」


そっと額を触ると赤い血がベトッとついた。


ワンピースについてるのは・・・清香の血、額の血は・・・亜美の・・・



亜美(お姉ちゃん・・・おねえちゃんはっ・・・)



清香の血が玄関で消えていた。


車がない・・・



亜美はどうしていいかわからず。清香を探しに出た。


一つ、心辺りがあった。


亜美(たしか今の彼氏のアパートが近くだったはず・・・・)



亜美「お姉ちゃんっ・・・・・っ」



__グラッ___


探しはじめてしばらくした頃、打った頭の意識がおかしくなってきた



亜美(あれっ・・・?・・・・何か・・・頭がっ・・・)


学校の前のほうに来た所でヨロヨロ歩きになり



そこを光が通りかかった。



海「あ?あれアッサだよね?」


光「あ~、たぶん」


海「何しとるがよ?バァさんみたいに」




亜美(っ!・・・・)



__ドサッ___



光「おぃ、倒れたぞっ!!」


海「どうする?保健室?」



光「頭から血流しとるっ・・・早くっ!」





__待って・・・待って・・・おねえちゃん・・・・__



__どこ行くの?・・・行かないで・・・・はやく帰ってきてっ・・・__




亜美「お・・・ねえ・・ちゃ・・・」



__ハッ__



また、白い天井が見える。



横には・・・光と海が居た


亜美「・・・光っ・・・海?」



光「あ、起きた」



海「アッサ、電話BOXの前らへんで倒れたんだよ」


亜美「アタシが?」


海「うん、頭から血流して・・・どっかでぶつかった?」


亜美「・・・・おねえちゃん・・・・」


海「は?」


亜美「お姉ちゃん・・・居なくなって・・・・アタシっ・・・探しにっ・・」


光「おい、ちょっと落ち着いて話せ」


光が言った。



__2年ぶり?__


こうして向かいあったの・・・__



亜美「・・・お姉ちゃんが居なくなって・・・」


光「それより、お前その服・・・どうしたんだよっ・・?」


光と海はなにより、亜美の血まみれの服を見て驚いていた。


亜美「これは・・・・・たぶんお姉ちゃんの・・・だと思う・・・」


光「じゃあ姉ちゃんは?」


亜美「階段から玄関まで血がたくさんついてたからそのまま出てったんだと思う・・・アタシは止めようとしたけど、突き飛ばされて、気絶して・・・起きたら居なかった、車もなかった」


海「それでそのまま探しに出たのかよ・・」


亜美「・・・・・・怖いっ・・・・本当に居なくなったら・・・・・アタシ・・・」



すると奥から保健の先生が



「朝倉さん、お姉さんみつかったみたいよ?今、お母さんにアナタ預かってるからって電話入れたんだけど、お姉さん見つかったから、大丈夫だって伝えるよう頼まれたの、よかったわ。」


亜美「本当にっ?!・・・・よかったぁっ・・・」


光「お前顔色悪いぞ?」


亜美「あ、大丈夫だよ、今、すっごい安心した」


海「オレ一年並ばせに戻るから、光はまだ居た方がいいんじゃない?」


光「分かった」


亜美(え・・・戻らないの?なんで?)


光「はー、ビックリしたわ、お前すっげぇ格好でヨロヨロ歩いてたから」


亜美「みつけてくれたのが光と海でよかったよ~、他の人なら変な目で見られてたかも」


光「幽霊みたいだったぞ、マヂで」


亜美「ヒドイなー」


光「ていうか、2年ぶり?」


__気になってた事を光が口にしたからアタシは少し戸惑った__



亜美「そ・・うだね・・・・・って、なーんでこんな気まずいのっ!アタシはっ・・」


光「2年ぶりだから」


光はアタシがふざけてもふざけてくれない。


亜美「2年経つと変わるって言いたいの?・・・はは、そうだね、光声も変わった」


光「声とかじゃなくて・・・お前あれからオレの事避けてなかった?」




__当たってる・・・光が言ってる事・・__



亜美「だって・・・・だって・・・最後に・・・ヒドイ事言ったじゃん・・・光」



__マヂウザイんだけど・・・消えてくれん?__



光「あれはふざけたつもりだったけど・・・・まぁ、少しヒドかったかもって思ったよ」


亜美「あれすっごい・・・気にして・・・」



光「ごめんっ・・・」



亜美「え?」



__いままでいじっぱりなアナタが2年たった今、正直に「ごめん」と謝ってくれた事にアタシは驚きを隠せなかった__



__2年という月日は短いようで長く感じる__