DAC・PLOGRAM おかえり | 夜空にいる

DAC・PLOGRAM おかえり



デスは滅びて、あれから7年。





レレーシュ「その棚はあっちに運んで!!花がもうすぐ届くから!すぐに並べられるようにして!早く!あっ!違うってばぁ!!もーー!」



その様子をおろおろしながら見る花嫁

ルイラ「別にそこまでしなくてもー・・・」



レレーシュ「ルイラッ!アンタは部屋でゆっくりしてていいの!」



ルイラ「見てらんないよー」



レレーシュ「何言ってんの!明日はアンタの晴れ姿!気を込めてんの!」



ルイラ「気持ちは嬉しいけど」



クロス「いいんじゃないの?ルイラが主役なんだから、会場はまかせて、オレ等は部屋でリハーサルしないとダメじゃん?」



トンッと肩を叩く。



レレーシュ「さすが!明日っから旦那だもんねーアンタにはルイラまかせられるわ!ほら、リハーサルすんでしょ?」



ルイラ「~・・・わかったよー」




ドアを閉めて部屋に向う。




クロス「みんなさ、一生懸命やってんだから、少しあまえてもいいじゃん?」



ルイラ「けど、なんか悪い気がして・・・」



クロス「あのさ、みんなルイラが楽しくなるようにがんばってんの!ルイラがいつまでもガチガチしてたら意味ないじゃん?」




ルイラ「そっか・・・・そうかぁ~・・・・」





今年で23になる。


アタシはクロスと結婚する事になった。



けど、今だにフィールの事を探してる自分が居るかぎり、「結婚」が喜べない。





だからガチガチなんだよ・・___



部屋のドアを開けるなり花が山のように届いている。



クロス「うわ~・・・また祝い品届いてるね・・・」




ルイラ「なっ!・・・・誰よ~・・こんなテキトーに積み重ねてったのは・・・・」



冷静に花を整えるルイラを見てクロスは




クロス「なんかさ、ルイラ・・・」



ルイラ「何~?」





クロス「ん~・・やっぱなんもない」





ルイラ「そ?クロス!花びんもらってきて!」




クロス「はいよ」



__フィール、アタシは今でもアナタを心のどこかで探しています__



__明日になる前にどんなささいな情報でもアナタの情報が耳に入れば、行動はおさえられないかもしれません__




式の朝__



レレーシュ「お~~!花嫁~~!似合ってるよー!!」


メイド「元々のストレートがとてもいいですね」


ルイラ「なんかお腹きついんだけど・・・」


レレーシュ「これでいいの!腹へこましてなさい!」


ルイラ「後でシャンパンも飲むんでしょ~?」


レレーシュ「これでいいの!ホラ、もうすぐ時間だし!」


ルイラ「も~~」




メイド「ルイラクア・・・立派になられましたね・・・」


レレーシュ「今年で23か~・・・あの子(フィール)の姿も見たかったわね・・・」


メイド「リゼルは今どこで何をしているのでしょうか・・・」


レレーシュ「必ず帰ってくるわ・・・・」


メイド「え?」


レレーシュ「帰ってきたら、たくさん話しを聞いてあげるの」


メイド「また話してほしいですね・・・」



__「きっと帰る」どこかの旅人がそう言いました__



__その日は、天気が良く、旅人は鐘の音を頼りにある町を目指して行きます__



__式の花嫁のスピーチの音がだんだん大きくなり、だんだん町に近づいていきます__



旅人「ふぅ~~・・・・・熱いな~っ・・・」



ルイラ「あり・・・がとうございましたっ・・」


スピーチは泣いて泣いて、言葉になってなかった。




ブーケを投げて、クロスに連れられて室内に戻る。



ルイラ「・・・・・うっ・・・・・ぐっ・・・・」




クロス「みんな喜んでくれた」




ルイラ「・・・・・ぅ・・ん・・」




クロス「綺麗だったよ、今までで一番」



ルイラ「・・・・ぅっ・・・」




クロス「ルイラさ、大人になったよね」




ルイラ「何で・・・?」



クロス「7年前ならガマンしないで、泣きじゃくってたでしょ?」



ルイラ「・・・・・・・・・そうかもね」






__トントンッ___





ドアを叩く音があった。




ディアラ「祝い品が来てる・・・」




クロス「誰から?」




ディアラ「さぁ?分からない」




ルイラ「ありがと、そこ・・・置いといて」





___バタンッ___



花束を置いて部屋を出て行った。




クロスがそれを手にする。





よく見ると一枚のメモが入っていた。




クロス「・・・・・・・ルイラ」





ルイラ「・・・?」





手渡されたメモを見て、一瞬涙が止まった。







__結婚おめでとう__



__リゼル__





クロス「たぶん、まだ近くに居るんじゃない?」





ルイラ「探してくる!!」




ドレスの裾を縛り、ヒールを抜いて、裸足で屋敷の中を探しまわった、




走りながら、涙が止まらない。




__会える__まだ__どこかに居る__会いたい__



__会いたい__





__バタンッ___


ベランダの窓を開けると






そこには面影がある人物が立っていた。




リゼル「ただいま」





ルイラ「・・・・・・・・・・・・」



夢中で飛び込んだ。





ルイラ「・・・・・夢じゃない・・・・・・」





リゼル「夢じゃないよ」




涙はまた流れる。




ルイラ「本物・・・?」




リゼル「本物だよ」





ルイラ「・・・・・うっ・・・うぁ・・・ぐっ・・・・」