こんにちは、
NATURAL BASIC 倉敷京子です^^
「似合う」って、実は、「他者目線」なものなんです。
「こんなふうな感じになりたい!」という「憧れ」と、
こころの奥底に、「自己否定」がある「憧れ」は、似て否なるもの。
真に「似合うもの」への旅の道のりは全く異なるものになります。
自分自身も、どこか「自己否定型」が発端だったので、本当に紆余曲折しました。
今回は、この「自己否定型」の人にこそ知ってほしい、
「似合うものとは」という話です。(私自身を振り返っても…)
■「自己否定」からくる「こうなりたい」という憧れとは
「自己否定型」とは、例えば、
本当は、キッパリした、意志の強い個性で、他者から見てもそこが魅力なのに、
本人が「きつく見られるのが嫌だ」という例。
この場合、きつく見られないよう、「やわらかく女性らしく見えたい」という「憧れ」があります。
この逆もあります。
実際に、先輩で実在する女性の例なのですが、
本当に、年上からだけでなく、年下からも「かわいいですね」と言われることが多い方がいました。
私自身も、内心そう感じていて、
たまにおいしいものを食べて「おいしい~♡」と言っている表情やしぐさなどを見ていて、
私の方が年下なのに、「かわいらしい人だな~^^」と思うこともよくありました。
こんなふうに、本当に若々しく、キュートなタイプの個性なのに、
本人は「みんな、私のこと馬鹿にしているわ!」「なめられたくないわ!」
としばしば、立腹している、という例がありました。
この場合、優しくみえたり、可愛くみえないよう、
「キリッと大人っぽく、仕事ができる女性のように見えたい」という「憧れ」があったりするんです。
でも、このような方々が、
「憧れ」どおり、装いを女性らしいものや、カッコイイもの「だけ」で整えると、
他者の目には、「違和感」や「無理しているように見える」というふうに映ってしまうんですよね。。。
■個性に合うと(合わないと)他者にはどのように見える?
例を上げますね。
前に数回登場してもらっている、モデル画像の方々で表現してみます。
(専属モデルようですね^^;;)
前に、似合う色の明度の話、柄の強さの話で、登場してもらったモデルさんでやってみます。
ある方(笑顔の方)は、「ライトトーンの、柄はさほど強すぎない柄」が個性に合い、
ある方(すまし顔の方)は、「ダークトーンの、柄は強めの柄」が個性に合いました。
■仮称:「笑顔の方」「すまし顔の方」の、バランスが良かった例
これを例として、より条件に合う、『色』を配色してみますね。
■配色してみた例
いかがですか??
賑やかな、明るいかわいらしさと、クールでシャープなカッコよさ、
両方とも、「私にしか着れない!」という感じで、個性を際立たせていると感じませんか?
逆に、
実は、「かわいく見られるのが嫌だ」
「クールに見られるのが嫌だ」と思っている場合、
真逆のテイストの服を選んでしまうことがよくあります。
■「逆」を行ってしまうと・・・
どうでしょう? カッコよく、きりっと見えますか?
いかがですか? 意図したように、可愛く、優しくみえますか?
どう感じましたか??
「あ、カッコイイ服だね」 「あ、可愛い色の服だね」とは感じるけれども、
「似合っているね!」とは言い難くありませんか??
■私の紆余曲折
私自身、パーソナルカラーを習得し、自分が「ウィンター」と知ってから、
色んな青みピンクを試してみました!
が!
青みのピンクのひとつでもある、さくら色のような明るいピンクのトップスを着ると、
必ずと言っていいほど、「わ~きれいな色だね~」と言われるんですが、
「似合うね!」とは一回も言われないんです。
(パーソナルカラー的には、「ベストカラー」ではなくとも、似合う色のひとつにもかかわらず、です)
同じ服の悲劇があります。
さらに、夫からも
「まさか、それ着て外にでるんじゃないよね?」
などと言われてしまったりするほど……。
戒めに、まだその服は取ってあったりします^^;;
のちに、私の「テイスト」は、もともと、「濃い」要素を持っているということが分かりました。
そして、私には「さくら色のようなピンク」は軽すぎるんだな、
という「似合わない理由」を、知ることになりました。
(ほかにもいろんな理由があるんですよ。
「色」以外は、似合わないタイプの服のひとつだったのです)
いくら品質が良いものであっても、
私のように「濃い」要素がある人が「淡い」要素の服を着ると、
力加減が合わないため、
「部屋着」のように見えたり、物足りないように見えてしまうものなんです。
逆に、何気なく買った、
パーソナルカラーウィンターには似合いづらいとされる、ブラウンの服。
それを着ていると、やたらに「その感じ、なんかわからないけど、いいよ~」
「もっとそういう感じの着たらいいのに~」と言われた経験を思い出しました。
今思えば「濃い」要素が自分にぴったり合っていたんだな、とわかります。
このことから、「自分自身の個性を認識して、活かし切る」ことが大切なんだな、
と認識しました。
「個性に合う」ことが、他者からみて「調和している」ように見え、
その結果「似合うね~!」「素敵だね~!」という印象になるんです。
■似合うものへの最短距離とは
冒頭に、
「こんなふうな感じになりたい」という「憧れ」と、
こころの奥底に、「自己否定」がある「憧れ」は、
「似合うもの」への旅の道のりは全く異なるものになります…と、述べました。
私自身、「濃い」要素があることを自分自身で認識してからは、
なにか「肩のちからが抜けた」ような、
「あ、このままでいいんだ」というような、
気持ちまでラクになった感じがしました。
そして、軽くみえたい、可愛く見えたい、という気持ちもなくなり、
淡い色の服はめったに選ばなくなりました。
もしかすると、かつての私のように「自己否定型」の「憧れ像」がある人にとっては、自分の持ち味(パーソナル・テイスト)を知ることで、一瞬、気持ちが沈んてしまうかもしれません。
実は、わたしもそうだったんです。
でも、数か月かけて、ひとつひとつ、過去の経験と合致することが多々ありました。
「あ~、そういえばあのときのあの服、似合ってると言われたな~」
「うんうん、何気なく買ったあの服、不思議に良く着ていたのはこういうことか~」
という感じです。
こんなふうに、
自分のテイスト(味)って、「じわじわと効いてくる」ように、認識できてくるものなんです。
真に、自分の良さがどこにあるか?を客観的に見つけ、
それを自分が認識することで、自分自身への自信にも繋がってくるんだ・・・と思っています。
そのときが、真に「似合うもの」と出会うとき、
私は、長い旅を終えた、自分の経験からも、そう思っています。
■最後に、もう一度、「似合っている例」を掲載しますね。
「私にしか着れない!感」、 出ていますよね~。
色だけ、そして骨格だけではない、「パーソナル・テイスト」。
これまでいろいろと試して来た人にこそ、おススメです^^