こんにちは〜
【NATUTAL BASIC】 倉敷京子です。
似合う色、似合うスタイルで、印象を良くする相談役、それが、「イメージコンサルタント」です。
なりたい姿に近づくことも可能です。
ただ、個性を「打ち消して」何者かになろうとすると、結果的に違和感につながってくるのでは…と感じています。
先日、診断させていただいた、ある女性のお話です。
その方は独立して仕事をされており、人に信頼されなくては、と、専属スタイリストをつけていたことがあるということでした。
起業している方って、自分への投資をされているのですね、すごいです。
そのスタイリストさんに初めて会ったときに、まず、「そんな服じゃダメ!」と否定から始まったそうです。
厳しい方だったんですね〜。
そして、ピシッ、キリッ、というスタイルを何年もアドバイス通り着続けていたとのこと。
「でも、本当は好きじゃない」
「でも仕事だから、きちんとしなきゃいけない……」
「あのときは、今思うと本当に窮屈な思いをしたな〜」
……という経験談を聞かせてくれました。
「仕事だから」といっても、服装まで我慢しなきゃいけないって、大変なことだったろうな~と思います。
仕事は、いうまでもなく、公私の「公」です。
相手があってのことですから、服装も配慮が必要ですよね。
でも、朝の支度時から、家に帰るまでって、考えてみたら、起きている時間の大半という日もあるでしょう。
そんなに長時間、「着ているのがつらい」って大変です。
こんなふうに、「〇〇らしく」を、
「自分ではない何者か」や、
自分をそっちのけにして、「あるべき姿」に当てはめてしまうと、
心理的にも無理を強いることになってしまうんですね。
別に「何者か」になろうとしなくても、持ち味って、相当な魅力だと思います。
その、自分の魅力の方向が異なる服を選んでしまうと、自分の個性とのアンバランスが生じるんですね。
その感想を聞いて、私も嬉しく思います^^
「人から見える姿」を重視するあまり、
自分を消して何かになろうとすると、ほかでもない自分自身がつらいものなんですね。
笑っている人をみて、自分もつられて楽しい気分になりますよね。
それと同じで、
着るもの、身に着けるものも、自分が心地よいものであれば、
着る人の人柄まで、よりよいかたちで伝わるものだと思います。
「こう見える」「こう見せる」というテクニックに走らず、
自分独自の魅力(雰囲気、空気感)を探し出し、
それを洋服のもつ雰囲気と合わせていくこと。
洋服のサイズや見た目以上に、ここが一番のポイントだと思います。
「その方にもともと備わった個性を大切にしていきたい」
その思いを新たにした、診断事例でした。