すき家inサンパウロ② | 路上カメラマン身の周り切撮り@サンパウロ

路上カメラマン身の周り切撮り@サンパウロ

危ないと言われる場所に住み、
よく行けるねと言われる場所に行く。
ブラジルに来て早16年
思い返せば何も思い出せない今日この頃・・・。

すき家にはもう3回行ったが
レポートとか書く気はなかった。



がしかし、

『レポート、楽しみにしています!』

との声を頂いたのでそれなりのものを書くことにする。









オープン前、駐在の皆さんに

『すき家がサンパウロにオープン
 味付けはブラジル人に合わせてるので、期待しないでください』


と社内メールにて告知した。






サンパウロにできた『すき家』のターゲットはブラジル人だ。
非日系ブラジル人で日系ブラジル人ですらない。




店内もブラジル人の体系に合わせた間取りというか、寸法というか、幅というか・・・。

カウンター席の席同士の間隔は広く、
そこに デブ 体格がいい人が並んでもお互い の肉 が邪魔ならないようになっている。
テーブル席も同じで 巨体でも 十分ゆったりできる間隔とることができる。
従業員の移動スペースもある程度 詰まらない 動きやすそうな造りだ。








↓最初の二日間はTradicional、いわゆる普通のを食べてきた。↓

ブラジル身の周りニュース


ごはんの上に肉&Couve-manteiga(ケール)。
Couveが我がもの顔で乗っかっているのがなんか素敵だ。


七味はあるが、紅しょうがはない。

そして生卵もない。

味付けは濃い。
(友達はさらに醤油を足していた)








↓そして月曜(15日)は肉&Feijoada(奥はから揚げ)。↓

ブラジル身の周りニュース


彼氏は『もったいねぇ~~~~~』と言っていた。

確かに別々で食べた方が絶対美味しい。
でもコレはコレでOKだと私は思う。

ただこの日は・・・前回以上にしょっぱかった







本場のブラジル味と化していた。











オープン当日に足を運んだ為いろいろ聞かれるはめになった。





≪ブラジル生まれ、日本育ち人間≫

-・・・んで、Couve乗ってて、紅しょうがは乗ってなかったねぇ~
-えぇ~!!!何で!
-だってブラジル人向けだし
-あぁ、そっか
-そうそう生卵も置いてなかったね
-えぇ~ヤダ~~~
-だってここの人卵ナマで食べる習慣ないでしょう
-ん~まぁそうだけど、どんなのがあった?
-普通の以外に、肉の横にFeijoadaが乗ってたりとか、トマトだったりとか、チーズが乗ってるやつもあるし・・・。
-・・・。(顔全体で気持ち悪ぅっと言っている)
-うん、日本の牛丼と思っちゃダメよ、ここのはブラジル人向けなんだから
-えぇ~やだぁ~~~
やだぁ~~じゃねぇしっっ!!!
  しょうがないやろ、ブラジル人向けなんだから 怒





≪上司1≫

-焼酎はあったか?
-え、ありませんよ
-なぜだ
-ブラジル人向けなんで日本酒は置いてません
-だめだそれじゃ!
-もともと日本人向けじゃなし、それに飲み屋じゃないんで 怒
-じゃぁ、行く価値はなしか。
-それはご自分で判断してください 怒






≪上司2≫
-なんかすき家評判悪いらしいよ、『酷い』って
-えぇ、でしょうね。ちなみに皆さん何ておっしゃってます?
-しょっぱいって
-あぁ~確かに日本の方には大分濃いでしょうね
-すき家なのに何でそんなにしょっぱくるすんだろうね~
ブラジル人向けなんで。
-また行こうと思う?
-はい、私の味覚はブラジル人なんで。





告知の際ちゃんと
『味付けはブラジル人に合わせてるので』
って書いたやんか・・・。


何もかもブラジル人に合わせてある。
デザートも後にメニューに載るという・・・。


理解していただけるであろうか?

『日本人に気に入ってもらおうなんて全く思ってない』
ってのがそんなに難しい?


何回『ブラジル人向け』って言わないといけないの?

何回言ったら理解できるの?


















日本人が知っている『すき家』を期待したら

そりゃ~ ガッカリするわっ!

そりゃ~~~ まずぅっっ!!!とか思うさっっ!!!

日本のものと全く違うんだから、当たり前です。









ナゼ私がもうすでに3回も行き、
さらに足を運ぼうと思えるのか・・・。







答えは簡単。






『牛丼』が食べたいから。







『すき家の牛丼』が食べたいのではなく、
ただ単に『牛丼』が食べたいのだ。




あの牛丼はもともとあぁいうものと考えたら、普通に美味しい。

そこに『すき家の・・・』と入るから皆勘違いしてしまう。






サンパウロは移民によって栄えた都市。
多国のレストランが集まり、街を出ることなく世界中の味を楽しめる。

と言うが、実際は『なんちゃって』が多いと思う。


実際ブラジル人が日本食店に行って頼むものは焼きソバだ。

しかも『あんかけ』。
ソースは非常に少ない。

レストランでは絶対に焼きソバを頼む。
刺身を食べる時ご飯は別に必要ない。

それが普通となっている。


このようなものを見てしまうと、
他国のレストラン自体を疑ってしまう。

むしろ本物を知らないのだから疑うべきであろう。




そんな『なんちゃってレストラン』が多いであろう都市に住んでいるのに・・・

ブラジル人にあわせた味付けと店が言っているのに・・・




何でそんなに期待しちゃったの?