一瞬の秋 | 路上カメラマン身の周り切撮り@サンパウロ

路上カメラマン身の周り切撮り@サンパウロ

危ないと言われる場所に住み、
よく行けるねと言われる場所に行く。
ブラジルに来て早16年
思い返せば何も思い出せない今日この頃・・・。




『サンパウロでは一週間の間に四季全てを味わえる』












先週の月曜日(2月22日)
気温32度の中で溶けそうになっていた。

そしてちょうど一週間後の昨日、3月1日。
気温は17度。程よく肌寒い。




皆さん鼻がじゅるじゅるだ。





そんな気温が下がった昨日、ベランダでトンボ発見。

がしかしこのトンボ・・・・・・

やる気ゼロ。


『飛び回って秋の雰囲気を街に与えよう!』

と、少しは頑張りをみせて欲しいものだ・・・。



死骸と思うほど何をしても動かない。
そのくせ気が付いたら移動してたりする。

一体こいつは何なんだ!? 






とりあえず無視!





というか・・・。

ただ単に怖いから近寄らないだけなのだが・・・。





先程『何をしても動かない』と
あたかも色々試したように書いたが
実は遠くから恐る恐る息を吹きかけただけだ。

そんな『チキン』にノータッチ以外の選択肢があるとは思えない。





そして朝、
その変なトンボが寒さで凍え死んだかどうか確認した。






・・・いた。







長い腹が風に振り回されている。





せっかく出てきたのに!!!

秋だと思ったのにっっ!!!!






その網にしがみつく姿は『必死』以外の何ものでもない・・・・・・。


き・・・気持ち悪い。








一週間のうちに四季全てを楽しめるが
一年間のうちに安定した四季はなく、
季節に限定された生き物は非常に生きにくい。


『暑いか寒いか』ただそれだけ。


国民同様単純で、その単純さゆえややこしいくめんどくさい。








家に帰ったらあのトンボはまだ網にいるのだろうか・・・

死んだだろうか?はたまた逃げたのであろうか・・・?




思いをめぐらせ帰路につく・・・。




必死に網に止まっていた姿を思い出し、
逃げてくれていることをひたすら願う。






風になびく長い腹・・・

もう二度と見たくない。









家に帰り姿を探す。




いきなり現れた『秋』は跡形もなく消えうせていた・・・。