御無沙汰しております。住宅事業部 設計 本間基文です。
今回は少し昔の人ですが、すごい人です。中村順平氏をご紹介します。
お弟子さんの網戸武夫著「情念の幾何学」は前半楽しいですが、後半とても難しい本でした。( ̄_ ̄ i)
その経歴は、
1887年(明治20年) 大阪府生まれ
1910年 名古屋高等工業学校(現:名古屋工業大学)卒業
東京曽彌中條建築事務所勤務 如水会館設計を担当
1921年 フランス、エコールデボザールに学び、その卒業製作をル・コルビュジェにも評価される
1923年 フランス政府公認建築士(D.P.L.G)の称号を受ける
1925年 横浜高等工業学校(現:横浜国立大学)の主任教授に就任、
以後、日本初そして唯一のボザール流の建築教育を実践され、1977年(昭和52年)逝去、享年89才。
代表作 大正博覧会会場 如水会館
りおでじゃねろ丸、橿原丸(かしはらまる)ほか船舶の船内装飾
東京駅RTO待合室壁面彫刻、 山口銀行本店壁面彫刻
私財を投じて私塾「中村塾」を設立、多くの建築家育成に生涯を捧げた方です。
興味の湧いた方は本屋へ走りましょう。今日はこのへんで、ではまた。