『依存症からの脱皮』

ふっと昔の友が頭に浮かぶ。
暮れとはそのような時期なのかも知れない。

しかし、古いつながりは見事に断たれていた。
星霜遷り人を含め皆変化して行ったのだろう。
変らないものがあればそれが欲しいが無い物ねだりと云われるのだろう。

こうして文字を書いていると昔を思いだす。
昔は良く英文を羨ましく思ったものだ。
AからZまでの組み立てですべてがまかなえるからだ。
漢字もなければカタカナもない、便利な道具だ。
日本にもぼくが勤め始めた頃にはタイプライターがあったが、それは特殊な道具で主に公文書
の代書などで使用されていた。

そこに行くと英文は早い。
学校でも英語であれば全てが敏速に進んだことだろう。
英文タイプライターのお陰でパソコンへの移行がスムーズに行ったようだ。
いまや当たり前だが考えて見ればまるで夢のような進歩なのだ。

実はその便利な文明の利器携帯電話、パソコンから晦日からさんがにちの間離れてみようと思って
いる。

だって、昔は皆んながそうだったのだから。

文明の利器依存症からの短期の脱皮！
果して耐えられるのか。

塾長成嶋弘毅

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