『キャッチフレーズ 「見えない神秘」』

何故か読者は刀剣とか、刀と云うサウンドに惹かれる方が多い。
ぼくが最初に所有した刀は刀剣のお店の方のアドバイスで、刀身を見て惹かれたら、
それが御縁なのです。

難しい鑑定等は後からでも宜しい。
先ずはそのお刀を好きであることを優先して下さいと云われ、それに従ったのです。
後からまるで鏡の様に奇麗な刀以上に表面に現れた色とか傷とか刀身に浮いた模様に惹かれ始め
たのです。

湧きと言うのか鉄がお湯の様に湧いたかの様に浮かんだ形状にも惹かれました。
刀には湧きとか臭いとかの表現もありますが、憎いと思うほどその表現は魅力的です。

面白い等とは言ってはなりませんが、初めて真剣を手にした人の表情は何か可愛く思います。
良い子になって終うからです。
流石三種の神器、それだけの格が相手をそうさせるのでしょう。

錆、折れて曲がればただの鉄くず、されどそれでは済まないものを刀は背負っています。

最早単なる金物とか刃物の枠を越えているのです。
またそのお刀に名工の名でも刻まれていれば一入でしょう。

故意に神格化させるのは好みではありませんが、刀には言うに言えない神秘が見えます。
だからこそ人が惹かれるのでしょう。

塾長成嶋弘毅

１9dl>

成嶋弘毅葉隠流空手 [DVD]/成嶋弘毅