『刀』 | 日本空手道 葉隠塾東京本部 瞬機必殺の理

『刀』

『刀』

実戦を想定した剣道であれば刀の性能を知らねばなりません。
折れる、曲がる、切れなくなるの三拍子を事細かく学ぶのです。
死闘の最中にそれが生じれば死に直結。

折れた刀が飛んで行く先まで想像出来ることや、刀を道具として客観視出来る事も必要でしょう。
神格化した刀は飾りとして愛で、実用的使用でのそれは消耗品と割り切ることも必要でしょう。

刀身だけに留まらず鍔、ハバキから切羽に至るまで知る事は必要でしょう。
ぼくは空手家なのであまり踏み込む事は控えますが、それにしても武術家として刀には一入
「ひとしお」の思いがあるのは他の武術家同様です。

目釘も刀を道具とする方々は熟知している筈です。
刀の目釘ほど華奢に見えても刀身を閉めるのに重要なものはないでしょう。
時代劇では決闘に向い方なの塚の目釘に湿りをくれるシーンが良くありますが、あれにはかなり
マニアックで興味を惹かれます。

それに血糊がどれほど握りに支障を来すかも知る必要があります。
大きな魚を捌いている時、血糊が付くとグリップが滑りどうにもならなくなるのです。
それは釣りで覚えた事です。
釣った魚を猫達のお土産にする為にさばき、持ち帰るのです。

あれが切り合いの場で起これば一巻の終わり!
明治時代を模した映画で塚をサラシで巻いていましたが、あれは確かに合理的で本来刀に巻かれた
物は滑り易く思いますが専門家はどう評価するでしょう。

道具として刀を扱うならば実用的であるべきかと思うのですが。
刀を実際に使用した時代はそれなりの手だてがあった筈です。
寝刃合わせも多種多様だったのでしょう。
空手の専門は刀を扱うことではないのせすが、知りたく思います。

憧れと現実の狭間でそれを扱ったプロは一体どうしたのでしょう。
謎として残すことは如何な物でしょうか。


塾長成嶋弘毅

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