変わって仕舞った美徳 | 日本空手道 葉隠塾東京本部 瞬機必殺の理

変わって仕舞った美徳

語るに落ちると云う言葉はあるが、文字にもそのような表現はあるのだろうか。
意図せず語ってしまうのは咄嗟のことだが、それが現れた文字には一瞬どう取って良いものか
戸惑ってしまう。

意図的表現か無意識に出たものか、無意識であったならそれが偽りのない本心と取っても良いの
ではないだろうか。

何れにしても相手の伝えたい事なら兎も角、隠して置きたいことならばあえて知りたくないものです。

心の声、好奇心を誘われますがそれを知ってどうする?
それを考えてしまうのです。

先んずれば人を制すとは云いますが人の先回りをしてまで先手を取りたい欲は全くありませんから。
そんな生き方そのものが嫌なのです。

隠したり偽らなければならない生き方そのものに厭きが来たのかも知れません。
ビジネスの世界に生きる事は正直に云って真正直は許されません。
噓はつかないまでも洗いざらい言ってしまう訳には行かないのです。
そんなとき起こるのが意図せず語って仕舞う思いです。
さらに付け加えるならば、そのような考えの元に生きることこと事態何か悲しいことでした。

何故ならばそのような思考で生きる以上、親戚付き合いから個人的交際に至までそれは及ぶから
です。
いとも切なく悲しい人間の性と云えるでしょう。

偽らず、欺かず、飾らず、あるが侭の姿で生きることこそ本当の幸せなのです。

横しまは清いものへの冒涜なのです。
今や戦後日本は豊かになり過ぎました。
貧しさを軽視する風潮さえも感じます。

今や清貧と云う言葉さえ消え物欲の卑しさを説く言葉もありません。
貧は恥であり富は誉でさえある世の中です。

武家、侍が目指した美徳は最早美徳ではないのでしょうか。


塾長成嶋弘毅

19dl>
成嶋弘毅 葉隠流空手 [DVD]/成嶋弘毅



¥5,880

Amazon.co.jp




「武士道」子育て―強くて品格ある男の子を育てる方法/成嶋 弘毅

¥1,365
Amazon.co.jp

日本人の心を奮い立たせるサムライの言葉/成嶋 弘毅



にほんブログ村 格闘技ブログ 空手へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
人気ブログランキングへ
人気ブログランキングへ