迷い | 日本空手道 葉隠塾東京本部 瞬機必殺の理

迷い

またしても細川護煕氏の言葉からの引用です。

『退を好む』それは自己顕示欲を払い除け、
俺は、俺こそを控える心を示します。


『跡無き工夫』これも業績や功績などを残すな。
その為に施す作業を云います。


その訳は、跡を残す事により思い上がりを招き、
更に自分をそれ以上に見せたいと願う心が生じるからだと云います。


しかし、これを現役のビジネスマンや競い合う商売人にも、
勝負を生業とする方々には酷な話だと僕は思いながら、
良寛さまや兼好さまのような境地もある事を皆様に知って頂きたいのです。


現在、僕自身まだまだ娑婆ッ気が抜けずに、
ジタバタしている自分を感じるからです。


実績や功績は残せるものであれば残したい。
それを人様にも認めて欲しい。
出しゃばらなくては告げられない。
その跡を残しながら歩くから人が認識するのだ。
まだまだそう云う思いが僕の中で断ち切れないのです。


しかし、『退を好む』はやりました。
『跡無き工夫』はその反対を盛んにやって来ましたし、
いまだに続けてもいます。


出版などはその良い例でしょう。


武士道の恐ろしい観念『生殺与奪』『専制』も捨て切れずに生きています。


果たして細川護煕氏や良寛さま、
兼好さまの境地に達する事が出来るのでしょうか。


更に、武道家の例を挙げれば山岡鉄舟ですが、
いまだ理解に苦しんでおります。




されど、迷いながらも求めて行きたい道です。



如何でしょう。
ご一緒して頂けませんでしょうか。
終わりは無いかも知れませんが。




葉隠塾  成嶋弘毅


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