鍛錬はいくつ迄可能か | 日本空手道 葉隠塾東京本部 瞬機必殺の理

鍛錬はいくつ迄可能か

若い頃の僕は、50歳に近い先輩が、
後輩とともに練習をする姿を見るのが好きでした。


尊敬してしまうのです。
それに引き換え30を越えたばかりのまだ若く、
身体が悪い訳でもない先輩が、指導にまわり、偉そうなことを云い、
組み手もしない事を見るのが、とても不愉快でした。


俺は、体力の続く限り、幾つになっても皆と頑張ろう。
そう心に決めていたのです。
武張る(威張るにおなじ)先輩も嫌いでした。
礼儀正しく常に涼しく。そして強いが僕の理想でした。



いまだに武張る空手家は好みません。
弟子にはそれを許していません。

本当の辛さ、苦しさを経験して来れば自然武張る意識は消えて行くものです。
さらに威嚇したり、威圧を加える必要は武道にはありません。
吠え、唸るのは獣に任せたい。その思いです。


人生を春夏秋冬に分けるなら、僕は既に冬の時代に入っています。
基本、型はともかく、組み手こそ流石に一般の黒帯とは辛いものがありますが、
若し必要とあれば、まだやるでしょう。


自慢になりますが、試し割りやウエイトで、
特にレップ数(重さではなく)では
まだ道場で僕に並ぶ弟子は数少ない筈です。
部位鍛錬では決して負けない自信は今もあります。


果たしてそれがいつ迄続くでしょうか。
弟子達は僕を基準に年と鍛錬がいつ迄可能かを計っています。


僕が頑張れば、彼らもそれに習わなければなりません。

楽しみです。


葉隠塾  成嶋弘毅


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