『心に置きたい教え』 | 日本空手道 葉隠塾東京本部 瞬機必殺の理

『心に置きたい教え』

大人になると子供の時の事は都合よく忘れておいて、

自分は前から話の分かる大人だったような事を

言い出すのも人間の成長なのかも知れません。


親からの小言に対して反抗し、

なら親はどうなんだと

文句を付けたことのない人はいないと思います。



違いますか?


僕もそれを親にぶつけて恥ずかしいと思わなかった時代がありました。


その時、親から言われた言葉に今は感謝してます。


何て言われたか教えましょう



『親、親足らずとも子は子足れ』です。


意味は、



“たとえ親が親らしくなくても、

          子は子らしくしろ”



と言う意味です。



当時の僕は当然それを

親の都合の良い言い訳と思って恥じなかったのです。

今考えれば親は正かったのです。

例え親がどうであれ、子供は子供としてするべきことをする。です。




子供が親から独立する時期にそれを知り、

親離れして行かなければならないのです。

それは社会人として組織においても応用の出来る教えです。


相手がだれであれ、

分自身が恥じないことを行えば良いことなのです。

そうでない限りどこに行っても独立は出来ないのです。



親、親足らずとも子は子足れはすべてに通じる教えと、


心において下さい。



更に、その裏に



子、子足らずとも親、親たれ



と言う逆説も忘れてはいけません。


それもまた真理だからです。


親も子も堂々と自分のするべき事をすれば良いのです。

義務を果たさなければ権利もないことを知りましょう。





   2011年3月25日 



                 葉隠塾 成嶋弘毅











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