9月24日、ザ・スクーターズのライブに行ってきました。アナログも持っていて愛聴していたご機嫌なバンド。
なんと今回は、弊社「合同会社BINGO!」の提携作家である盟友、名ギタリスト「nelo」がサポートでギターを弾くとのこと。これは行かなきゃ!
東高円寺の「U.F.O CLUB」 には一度何かで行ったことがあると思うのですが、誰のライブだったかはまったく思い出せません。決して広くはないオールスタンディングの会場は、超満員。下手側にDJブースがあって、ぼくが入場した時間には、カジヒデキさんがレコードを回していました。いきなり「ローマン・ホリデイ」がかかっててテンション上がりました。
時間ぴったりにスクーターズ登場。スクリーミン・ジェイ・ホーキンスから始まり、ストーンズバージョンの「Time Is On My Side」などをゴリゴリ演奏。
サリー久保田さんのベースランニングにうっとりしてしまう。ドラムも最高だなあ。
(ちなみにサリーさんには「GSワンダーランド」の劇中のコーラスを歌う仕事でお世話になりました)
1stステージと2ndステージの間に、小西康陽さんがDJブースにご登場。いつものようにカットアウトでバシバシご機嫌なナンバーを繋いでいきます。小西さん、いつもご自身がとても楽しんでおられるのがこちらに伝わってきて、見てて嬉しくなります。
そしてなんとカジさんがご登場!あの我らが世代のアンセム「ラ・ブーム〜だってMY BOOM IS ME」をレコードに合わせて熱唱されました。フロアの盛り上がりは頂点に。いつ聴いてもこの歌はキャッチーで最高です。(今楽曲コンペに出しても絶対表題取れる!)
スクーターズ、2ndステージ、もう圧巻でした。なんと言ってもモータウンメドレーが最高で、あの時代の素敵な大人たちが、今もやんちゃに音と遊んでいるクールネスに感動しました。
そう、そして我らがnelo。ソウルコンボのリズムギターという、ギタリストにとって一番センスが必要とされるポジションで見事にスクーターズのグルーヴを支えていました。かっこよかった。
そのneloが、メンバー紹介の際、「つい先日、NMB48に書かせていただいた曲がリリースになりました!」って言ってくれて、メンバーのみなさんもお客様も皆「おめでとう!!」って言ってくださって。すごくいい雰囲気で。
neloにこのチャンスをつながせていただいたものとして、48&46グループの作家として、そしてずっと日本のポップスを愛してきたものとして、とても嬉しい瞬間でした。この喜びはぼくのオリジナルのもの。ぼくの歴史がつながったのですから。
ぼくがyou-me名義で楽曲提供させていただいたこの曲は、ビートルズへのオマージでもありますが、「ビートルズへのオマージュをささげた小西さんへのオマージュ」のつもりで作ったもなのです。(もちろんRCサクセションのことも頭にありました)
成瀬英樹 you-me@h_naruseネロがギター弾く「スクーターズ」最高!#小西康陽 さん #カジヒデキ さんや #野宮真貴 さんもおられる中で、ネロがメンバー紹介で、「#NMB48 に曲を書かせていただきました!」って言って😃歴史の縦と横が繋がって嬉しかった。ぼく… https://t.co/qDGlO2Zmej
2022年09月25日 08:31
その後も、小西さんがスクーターズに飛び入りして「悲しいうわさ」を歌ったり、会場に来られていた野宮真貴さんもご紹介されるわ。嬉しくてまぶしくてクラクラしちゃいました。
neloとぼくは「On The Beach」というビートバンドを組んで楽しく遊んでロックを研究し直しています。次回は10月8日(土)原宿クロコダイルです。和久井光司さんのバンドとご一緒させていただくと共に、我らがドラマー伴慶充さんの生誕祭でもあります!ぜひお越しください!
ご予約はこちらから!
そんなぼくは成瀬英樹は「君はメロディー」「君は僕だ」「タイムマシンなんていらない」
と3曲の「ビルボードJAPAN」1位曲を持つ作曲家であります。
現在は作曲家のみなさんにチャンスを共有する「合同会社BINGO!」を立ち上げ、「IではなくWe」で挑戦するチームを主宰しています。neloもここに参加してもらっています。
プロ作家養成の「ソングライターズ・ホーム」もご好評いただいております。
チャンスを「必要としている人」に届けたい。
そしてアメブロでは「ソングライターズ・ホーム」のメンバーとのZoomセッションの日誌をほぼ毎日書いております。ぼくのような「非エリート」の音楽家が楽曲コンペで採用を獲得するためにした「工夫」をつつみかくさず書いております。
9月24日(土)14:00 Mさん(20代 テレビ制作会社勤務)
Mさんは「音楽はまったく無経験」なのですが、お仕事柄イメージ力に長けている方で、シンプルなメロとコードだけでも、曲の良さがぼくには伝わってきました。ご本人も大変やる気に満ちています。通常は半年が一クールなのですが、最初から「1年やらせてください!」とお申し出いただきました。来年の今頃にはお一人でデモが作れるようにしっかりとお伝えさせていただきます。
前回の続きです。サビのメロディのブラッシュアップが効いてまして、とても素敵なメロディになってきました。
しかしここで問題が一つ。AメロBメロの音域に比べて、サビの音域が低いのです。トップがAあたりで止まっています。女声ものだとやはりBかCまで行くと盛り上がりますからね。
そこで、サビだけを「半音3つ分」上げることをご提案。短三度の転調は、その繋ぎ目に特別な仕掛けを施さなくてもうまくいくことが多いもので、転調初心者にはまず試していただきたい。
ザクっと短三度上げたらやはりピッタリハマりました。音域も解決するし、ちょっとしたギミックにもなって一石二鳥。
あとは仮歌詞です。タイトルがやや時代に即していない気がしました。楽曲コンペでもやはりタイトルも大切、もちろん歌詞も大切ですからね。
この楽曲を例えば「合同会社BINGO!」の既存の作家さんにアレンジをお願いすることは可能なのですが、Mさんの場合はまずは一から全部作ること、ご自身で完成させてみることが肝要かと思い、じっくり進めていく方向で。次回が楽しみです!
14:30 AKさん(シンガーソングライター)
まだ入会まもないというのに「BINGO!」メンバーからの仮歌の発注もひっきりなしのAKさん。今回は新曲を持ってきていただきました。
AKさんの素晴らしい歌声にリアルな歌詞。 これをもし「シンセメロ」で提出されていたら、ぼくは「?」の評価を下さざるを得なかったでしょう。しかし、メロディと不可分のキャッチーな歌詞が乗っていることで「楽曲」として完成されているのです。
歌いたいこと、伝えたいことがある人は強い。彼女自身シンガーソングライターとして作品を作ってこられた強みがここにあります。直すところなどありません。
AKさんは「感覚」で作曲されています。それでオッケーなんです。あとはトラックをご自身で作ることができるようになれば。
AKさんにぼくはこう伝えています。「楽曲コンペを意識しないで、AKさん自身のベスト盤に入るような、AKさん自身のヒットシングルを次々と作るつもりでいきましょう!」と。