皆様コンニチハ(^^)/
こんな時期なんだけど
原因不明の花粉症に悩まされてます。
今まではこんな時期になる事は
まずなかったんで
なんだろ?新たなアレルギーに
目覚めてしまったのか?と疑うばかりです。
まさかこの歳になって
目覚めるものがあったとはw
今は年の3分の1は花粉症なのに
そのうち1年中花粉症なんじゃねーの?と
ビビりまくりのオイラです(´・ω・`)
今回はHCR32スカイラインの
ブレーキ移植流用の作業です。
間は空いてしまいましたが
このスカイラインは以前ハイキャス撤去でブログ紹介した
車両です。
詳しくはコチラ
↓
あの時、同時にブレーキキャリパーの移植も依頼されて
おりました。
今現在はもちろん純正ブレーキ。
HCR32の純正ブレーキはフロント4ポッドキャリパーで
リア2対向キャリパーになります。
スカイラインの場合、フロントリア共に住友キャリパーで
アルミ製です。
通称スミンボってやつですね。
その純正ブレーキを純正ブレンボキャリパーに
交換します。
使うキャリパーは黒い塗装されているブレンボキャリパー。
R33GT-R純正ブレンボキャリパーです。
オーナー持込品で中古品です。
キャリパーに合わせブレーキマスターも交換します。
※マスター交換しなくてもいいっちゃーいいんですが
色々理由ありまして交換します。後で説明します。
同時にブレーキローター、
ブレーキホースも交換します。
ブレーキローター、ホースは新品を使用しますが
キャリパーとマスターは中古品なので
オーバーホールしてから装着します。
ネタばれしますが
ぶっちゃけ基本ポン付けで流用できます。
でももっとスマートな装着をしますので
多少加工や調整を行ってます。
詳細はおいおい…
まず装着するキャリパーをオーバーホールします。
キャリパー全バラ
中古品でしたので少し不安でしたが
ピストンやキャリパー内壁などはキレイでした( *´艸`)
特に欠品もなく問題なくオーバーホールできました。
キャリパーピストン
純正ブレンボのピストンは黒くコーティングされて
います。
コーティングされている黒いのが剥がれていたり
大きな削れや傷がある場合は交換しましょう。
今回はピストンに特に目立ったダメージもないので
このまま清掃・洗浄し再利用します。
キャリパー側
キャリパーの内壁も黒くコーティングがなされております。
こちらも使用感はありますが
コンディションは良いので清掃・洗浄して使います。
出処が某オクのオーナー持込品でしたので
不安でしたが
けっこうすんなりオーバーホールできるなぁって
思っていたら…
(;゚Д゚)エエエエエエエエエエ
すんなりとはいきませんでした(´;ω;`)
なんと
キャリパーのブリーダーボルト(エア抜きするところね)が
めっちゃナメとるやんけ…
皆さんご存知かとは思いますが
ブレンボのブリーダーボルトのレンチサイズは
「11mm」なんです。
意外と使わないサイズなので手持ちで工具をもっていなく
バイスで緩めてしまったり違うサイズのもので無理やり
緩めてしまうパターンもあります。
そうするとこのようにボルトがナメてしまうんですね。
これはオイラの手元に来た時の状態ですよ。
オイラが色々やった後の状態じゃないですよw
兎に角こうなっては
緩めない事には始まらんので緩めてみましたが
めっちゃ固い!!
想像ですが合っていない工具(バイスなど)で緩めて
しまったはいいが締付トルクとか感覚がわからないから
思いっきり締めとけ!って感じだと思われます。
ブレンボキャリパーは1つのキャリパーに
エアブリーダーが2個ついております。
フロントリア全部だとブリーダー8個になる訳です。
その8個中7個ナメてるんですよ!
ほぼ全滅やんけ…
一番まともなところでこの状態
これが一番無事なブリーダーだけど
ナメてる…
ちょいと画像は取り忘れましたがバイスでくわえて
緩めてみても全然緩まないんで
少し小さなサイズのボックスを叩き込み緩めました。
なんとか全て取り外す事に成功。
無理に叩き込んだので
ボックスが2個お亡くなりになったけども(´;ω;`)
もちろん外したブリーダーボルトは
再利用できません。
新品に交換するのですが
ボルトがけっこう高価なんですよ!
ブリーダーボルト
これ日産部品でR33GT-R純正で頼むと
確か1個2,500円とかするんじゃなかったけな?
1個の値段ですよ?
それを8個必要なんですよ??
おっそろしい値段になりますよね。
さすがイタリア製…
そういうところもスーパーカーのノリなんですかねw
こんなんまともに買えるの金持ちだぜ。
そんなん高すぎるので
皆さんご存知、スバルルートで部品とります。
スバルにも数多く純正ブレンボキャリパーを
装着している車両が多く
そのなかでも流用可能(共通部品?)なのが
あるのでそちらを購入。
だってスバルだと1個500~600円位だしw
よくやったスバルと言うしかない(*^^)v
今までスバルのブリーダーを使いまくって
ますが未だトラブルもないので
使用(流用)に関しても問題ないと思います。
一応自己責任でね('◇')ゞ
ぴったり共通部品、同じものって訳でも
ないんです。
日産純正だとボルト色が金色みたいな色で
スバル純正だとグレーな色です。
画像のボルトはグレーなのでスバル純正ですね。
個人的には
スバルのボルト色の方が落ち着いた色なんで
こっちの色の方が好みです。
スバルの方が安いしねw
R33GT-R純正ブレンボシールキット
純正ブレンボなので日産でシールキットが手に入ります。
普通にピットワークから出ます。
参考までに品番どうぞ。
オーバーホール完了です(*'▽')
ブリーダーもバッチリ交換しました。
お次はブレーキローターを合わせていきます。
お約束の比較
フロントリア共にサイズが大きくなります。
リアはほんの少し大きくなったかな?って程度ですが
フロントはけっこうデカくなったな!って感じですね。
使うローターはこれまた定番のディクセル製。
※ディクセルのHPで調べるとわかりますが
BCNR33のフロントブレーキローターは純正品が
めっちゃ優秀です。なので社外ローターになると
性能がダウンします。
もちろんオーナーには了承済みです。
ダウンするっていってもガンガンサーキット攻めない
限り大丈夫かと思います。
ちなみにローター直径サイズ的には
フロント
HCR32 280mm → BCNR33 324mm
リア
HCR32 297mm→ BCNR33 300mm
のサイズアップとなります。
リア
ローターを外したハブ側です。
リアの場合、ローターサイズが僅かに大きくなるだけ
だから、そのままイケそうでしたけど
実際合わせてみるとすこーーーしバックプレートが
接触しちゃいます。
なのでローター変更恒例のバックプレートカットします。
カットして切り口を防錆処理。
画像はありませんがフロントも同じくカットしてます。
これで車体側の準備ができました。
これでローターつけてキャリパー組んで
ホース組んでって流れになるんですけど
これまた一筋縄ではいかないんです。
そのままでも付くっちゃー付くんですが
ちょいと一工夫入れます。
それが冒頭にいってた加工です。
バックプレートを加工しましたので
ローターは問題なく装着できます。
キャリパーに関してはリアはそのままいけます。
フロントキャリパーの取り付け部分だけ
ちょいとした加工?調整??をしないと
ある部分が接触してしまうので
その加工で逃がしを作ります。
(過去に色々テストした結果の独自データも含まれますので
詳細は秘密です)
それでキャリパーも問題なく装着できます。
そこから残るは
ブレーキホースをどうするか?
なんです。
今回は一緒にブレーキホースも社外品に
するようにオーダーいただいております。
そのホースをHCR32のホースにするか?
それともBCNR33のホースにするか?になると
思います。
ぶっちゃけどっちのホースを使っても装着は可能
なんですがよりスマートに装着、後々の事を考えると
HCR32ホースでいった方がベターです。
ニスモ製ステンメッシュホース
ブレーキホースはHCR32用ステンメッシュホースの
ニスモ製です。
オーナー指定部品です。
フロント
フロントに関しては問題なく装着できます。
車体側がHCR32なのでホースの取り回し的にも
問題ありません。
問題というか加工するのはリアなんです。
HCR32の純正リアキャリパーは2対向キャリパー。
BCNR33の純正リアキャリパーも同じく2対向キャリパーです。
じゃあ何の問題もないじゃない?となるんですが…
純正キャリパーのホースの取り付け部分が
こんなくるんとしたパイプを介しホースとキャリパーを
接続します。
以前の当ブログでも紹介しましたが
他メーカーのホースを使う場合、ここのブラケットと
パイプを撤去しホースを直付けするパターンもあります。
参考までに
↓
しかし今回はニスモのホース指名なので
ホースの変更はできません。
ニスモのホースの場合は直付けではなく
純正の様にパイプを介しての取り付けになります。
そうすると問題が出てくるのですよ。
くるんとしたパイプをキャリパーに装着している
ブラケットがHCR32のブラケットとBCNR32のキャリパーに
合わないのです!
んじゃBCNR33のリアキャリパーのホースブラケットを
用意すればいいんじゃね?って事なんですが
今回キャリパーはオーナー持込品の中古。
それにはホースブラケットが付属されていませんでした。
新品購入するにも時間もないし
ホースブラケットの問題だけ解決できれば
装着できるのでHCR32のホースブラケットを
加工する事に。
ブラケットの取り付けピッチが違うだけなので
新規に穴をあけます。
BCNR33キャリパーのブラケットピッチの方が狭いので
穴をあけて余分な部分をカットします。
サビ防止や見た目も含め塗装します。
バッチリです(*^^)v
リアもスムーズに装着できました。
流石ホースもブラケットもHCR32の物なので
ホースの取り回しも位置もバッチリです。
さてさて後はパッド組んでいきます。
ってところで今回はこの辺で。
次回もブレーキキャリパー移植の続き
やっていきます。
お楽しみに♪
それでは
またねー('ω')ノ
【 お知らせ 】
ナルズ工場が現在台風被害による
屋根など補修工事を行っております。
主に外観の修理や補修、屋根工事です。
もう既に工事中で来週あたりには
工事も終わってしまう予定です。
工事中もなかは関係ないので
作業は可能です。
しかし車両を出し入れするのにタイミングがあったり
工事車両も周りにありますので
工事中は作業可能ではありますが内容によっては
制限されるかも知れません。
どうしてもお急ぎで作業依頼の方はご相談下さい。
来週あたりには工事終了していると思われますので
お急ぎではない方は来週以降のご依頼を
お願いします。
工事中はお客様、業者様共にご迷惑を
おかけ致します。
よろしくお願いします。