GK77A GSX400Sカタナ400 エンジン不動修理 | ナルズ工場長の出来事

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皆様~~-v(* ̄・ ̄)。。o(コ)(ン)(ニ)(チ)(ワ)~

 

 

 

 

 

そろそろ梅雨入りするらしいっすね。

今日はピーカンだけど明日から

雨ばっかりになりそうです。

 

梅雨になると湿気も多くなって

不快指数上がりまくりですな。

 

でも梅雨を乗り切れば

楽しい夏がやってくると思えば

耐えられる!…はず。

 

夏来る前に

夏になったらアレやってコレやって

って計画立てたりするんだけど

いざ夏になると一個も実行できていない

オイラです(´・ω・`)

 

今年の夏は何処かに行けると

いいのう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はGSX400Sカタナの

エンジン不動修理作業です。

 
 

 

 

スズキ GSX400S カタナ

 

 

 

 

世間一般ではバイクのスズキ車乗りは

変態と呼ばれ尊敬されてきました。

ある意味、変態と呼ばれる事は誇りであり

称号であり敬われる存在なのです。

 

 

 

世間ではどう思われようが個人的には

スズキのバイクは好きな方です。

 

デザイン的にも一発でスズキ車とわかるデザイン。

 

整備士側から見ると

独特な構造、他ではない方式を採用していたりして

とても独創的なメーカーです。

 

とても守りに入っている四輪メーカーのスズキと

同じメーカーとは思えませんね。

 

なので世の中の変態バイク乗りは

ほっとかない訳でw

 

 

 

その変態のなかでも逸材な存在、

カタナ400であります。

 

このオーナー様はあえての400を乗るお方。

 

でもメインは車だし寒い時期は乗らないしって

よくある暖かい時期オンリーライダーです。

 

 

 

そろそろ寒い時期も終わるし

車検の時期になるから動かそうとしたら

エンジンがウンともスンとも。

 

 

 

オーナーがバッテリー新品にしましたが

それでもウンともスンとも。

 

 

 

全くエンジンが

かからないそうです( ノД`)シクシク…

 

 

 

 

 

エンジン不動修理と車検のご依頼での

入庫です。

 

 

 

 

とりま入庫して早速チェック。

 

 

 

たしかにセルは元気に回るけど

全くかかる気配がない。

初爆もない。

 

 

あれ~?燃料きてないのかな?

 

 

以前このバイクは燃料タンクキャップが

詰まり燃料が落ちてこなくなりエンストして

しまった経験があります。

また詰まったのかな?とタンクキャップを

解放してセル回してみてもダメ。

 

 

 

 

なんでだろう?と思いキャブを見てみると

 

 

わかりづらいかもしれませんが

キャブからガソリンが漏れております。

※ビニール袋はオイラが設置したもの

 

半日放置しただけで

けっこうな量が漏れる。

バラしてみなければよくわからんが

キャブのフロート室から漏れてるっぽい。

 

でもこれくらいの漏れならエンジンが

かからないって事はない。

かかりにくかったり、かかってもスローが

ふらつくとかにはなりそうだけど

エンジンが全くかからない要素ではない。

 

 

まぁカタナも例にもれず

マルチなので、キャブやら点火系を触るのは

まずタンク降ろしからである。

 

 

 

 

さくさくってタンクを降ろしますかの。

 

 

 

タンク撤去

 

 

タンクを外す際に燃料コックからホースを

切り離します。

以前オイラがこのカタナのタンクを塗装した時に

コック破損のためコック新品にして

燃料フィルターを設置してあります。

 

詳しくはコチラ

 

 

それからそんなに経ってないし

距離も乗ってないのに…

 

おうまいがー!!(* □ )~~~~~~~~ ゚ ゚

 

 

 

 

 

フィルターにサビが大量にとれてる!

 

 

 

こりゃーこんな短い時間で

これだけフィルターに詰まれば

タンク内は確実にサビが発生していると

思われます。

 

 

ここまでで推測される事は

フィルターで止めきれなかったサビや

異物がキャブ内に侵入し蓄積し

ジェットの穴などに詰まり

キャブが機能しなくなり

エンジン不動になったのかと。

 

って事は

キャブのオーバーホールを行わないと

ダメって事ですわ。

 

さらにせっかくオーバーホールして

サビや異物を撤去しても

大元のタンクがサビてちゃ意味がないので

タンクのサビ取りもしなくちゃね。

 

こら大変だわ(´;ω;`)ウゥゥ

 

しかもけっこうなサビの量なので

キャブ開けてみないとわからんけど

ダメージはかなり深刻な感じ。

 

タンクのなかも蓋あけて覗いたところには

サビは見えないけど奥とか底とか

おっそろしい事になってそう。

 

キャブのフロート室にも

どれだけサビが侵入してるかわからんしね。

 

 

キャブをオーバーホールして

タンクサビ取りしただけでエンジンは

果たしてかかるのであろうか?

 

エライ金額と時間がかかるけど

オーナーはやってくれとの事。

 

以前はもちろんエンジンがかかっていたので

もしかしたらダメージも少なく

オーバーホールでなおる可能性もある。

 

セルは回るので

一応圧縮測ってみたけど問題ない。

エンジン本体は大丈夫そうだと思う。

 

兎に角

キャブをバラしてみなければ

話は進まない。

 

 

 

やれやれ

長い闘いになりそーだわい

(´ー`*)ウンウン

 

 

 

 

次回から

キャブのオーバーホールを行います。

 

 

 

当店はバイク屋じゃないけど

バイクのキャブのオーバーホールとか

やりまっせ。

 

 

オーバーホールがきちんと完了できれば

同調もきっちりとってセッティングも出しますよ。

 

 

 

 

 

 

さてさて次回お楽しみに♪

 

 

 

 

 

 

それでは

(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪